恋はハッケヨイ！

コメディ…　だと思う。多分…

恋はハッケヨイ！（Secret Society）
２０００年（英）

監督　イモジェン・キンメル
主演　シャーロット・ブリテン

英国北部ヨークシャーのふくよかな女性達が「相撲」の秘密結社を作って、相撲の秘密訓練に励み、「横浜から来た日本の相撲取り（男）」と試合をする…がおおまかな内容なのだがちょい捻りがあって

主人公の新婚夫婦は夫ケンが突然失業した為、缶詰工場で妻デイジーが働き出すがそこはふくよかな女性が世間から隠れて相撲特訓する「秘密結社」だった…
工場主任のマーリーンはデイジーに「相撲取りの素質」を感じ、彼女を仲間に引き込む
太っている事にコンプレックスを感じていたデイジーは次第に相撲にのめりこんでいく
一方、毎夜妻の帰宅が遅い事を不審に思ったケンは妻の行動を調査する事にするがＳＦマニアのケンは相撲の事がわからず宇宙人に乗り移られたと勘違いしてしまった…

というような事になってます。
英国の田舎町な風景と四股を踏む女性達の厳かな動きは受身が取れないほど淡々としてます。
思った以上に相撲自体に勘違いが無い。というか外国の相撲を扱ったネタの中では非常に研究されている。
その分、主任の日本趣味の部屋は勘違いしていますが。
多分、この映画の本質は夫婦のすれ違い、相手を信じる心と何事にも一途な気持ちを大切にって事だとはおもうのだが笑う場所の殆どがケンの勘違い狼狽というのが弱い。

ふくよかな女性達は見世物感よりエロチックなモノを感じられるのは正直凄い。
でもマッチしてない。
ただ観終った後に暖かい気持ちと何を見たか分らない戸惑いは感じられる珍作ではある。