arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

ハッピー フィート(字幕)

2007年03月11日 | 映画
ハッピー フィート (HAPPY FEET)

http://wwws.warnerbros.co.jp/happyfeet/

≪ストーリー≫
皇帝ペンギンの国、ハッピーフィート。彼らにとって何より大事なことは、自分だけの“心の歌”を見つけること。歌でハートを伝えられなければ、大人になった時に最愛の人に巡り逢うことは出来ないのだった。ところが、ノーマ・ジーンとメンフィスの間に生まれたマンブルは筋金入りの音痴で“心の歌”が歌えなかった。ハートを伝えようとすると、歌の代わりに誰にもマネの出来ない華麗でハッピーなステップを踏んでしまうのだ。長老たちは、そんなマンブルがハッピーフィートに災いをもたらすと決めつけ追放処分にしてしまう


この映画は大人だけで行く場合は絶対に字幕で観るべき!と声を大きくしていいたい。
会話からの繋ぎも重要ながら歌の歌詞がそのまま台詞に直結している場合が多く、声のギャップに苦しまないだろうから。
ミュージカル系は吹替えが一番厳しい分野だと思う。
特にこの映画は洋楽のメジャー曲が多く使われ歌詞が意味を持っているので吹替えたら台無しといっても過言ではないかも。

そして字幕を押す理由に悲しいかなストーリー自体は殆ど評価できないと言うのもある。
始まって10分でドキュメンタリー調映画「皇帝ペンギン」と同じペンギンの生活を多少コミカルにすませ、マンブルが産まれてから旅に出るまでは歌と踊りがそこそこ楽しく、後半はジェットコースター的意味のないアクションの連発、ラストは寓話もなにもない早回しのような畳みかけで終わり、子供になにか教訓を残すとか壮大な秘められたメッセージが含まれているという事はまったくなく、ある意味適当に踊って歌って終わる。

観終わると歌と踊り、子供ペンギンのもさもさした動きと各種CG映像だけが心に残るだけで厳しいことを言えばそれ以外見所は無く中身なんかまったくない。

それだけに吹替えで観ると6割は損すると自分は思う。
もちろん子供に説明したりなにかを残すわけでもないので英語で寝る子供を持つ親御さん以外は吹替えを選ぶ理由がまったくない。
吹替えしか上映していなかったらDVDまで我慢しても損は無いと思う。

後、まったくの個人の嗜好ですが子供ペンギンと大人ペンギンは可愛いのに主人公マンブルの青年期の中途半端な可愛く無さはなんなんでしょう?
変な言い方だが大人になりかけの一番気持ち悪い時期の少年(身体はデカイけど顔は童顔)のような気持ち悪さが好きになれなかった。

それと動物保護の基準が人間にとって貴重かどうかってきっかけは好きになれない。

しかしこの映画が「カーズ」を押しのけてアカデミー長編アニメーション部門賞ってのはどうなんだろう?基準がまったくわからない。


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