arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

世界中のお菓子あります/田島慎一

2006年08月06日 | 
ソニープラザ40年の歴史のお話 『世界中のお菓子あります ソニープラザと輸入菓子の40年』 著:田島慎一 新潮社(新潮新書) ハーシーズ、マカデミアナッツ、ポップロック(口に入れるとはじけるお菓子第1号)のような輸入菓子やカップ麺の逆輸入のような食品、海外雑貨等で目を楽しませてくれるソニープラザの舞台裏というか昔話や体験談の本。 20年早かったミネラルウォーター販売の失敗や開店当初、(ソニ . . . 本文を読む

ひがみちゃん・Jam /ぬまじりよしみ

2006年05月21日 | 
キャンパスライフの楽しさ ひがみちゃん・Jam /ぬまじりよしみ 白泉社 (全3巻) ぬまじりよしみの花ゆめ系での代表作。事実上のデビュー作 東京の外れの私立小田巻大学でひがみちゃんやキャンキャンのおちゃらけ青春ドタバタ生活を描いているが恋愛の薄いキャンパスライフ物は自分はこれが初体験だった。 少年誌・青年詩の学園物は闘争や喧嘩、もしくはどろどろとした恋愛物が主流に近い時代で更に生徒会物が多 . . . 本文を読む

しばわんこの和のこころ/川浦良枝

2006年05月19日 | 
のんびりできる本 しばわんこの和のこころ 川浦良枝 白泉社 http://www.hakusensha.co.jp/moe/book/com/shibawanko/ 先日、国営放送でもアニメが始まったが非常に出来が良くのんびりとできる作品 原作の絵をそのまま動かしていて丁寧に作られていた。 手間がかかりすぎるのか5月からはリピート放送ばかりで噂では新作は月に1作になるというのが残念だがしょうが . . . 本文を読む

冬のオペラ /北村薫

2006年04月19日 | 
名探偵はなるのではない、存在であり意志である… 北の街から上京し、叔父の経営する不動産屋に勤める、姫宮あゆみ、19歳。 その勤務先の二階に事務所を開いた、自ら『名探偵』と名乗る男、巫弓彦。 ある時、自分が名探偵であると気付き、「名探偵とは存在であり意志である。名探偵はなるものではない。ある時に自分がそうである事に気付くのです」そう語る彼に惹かれたあゆみは、その『名探偵』の記録係を志願する… し . . . 本文を読む

人生をひそかに楽しむための45の方法/武富道代:訳

2006年03月15日 | 
とにかく「ひそか」に楽しむ 人生をひそかに楽しむための45の方法/武富道代:訳 原題 BALANCE a guide to life's forgotten pleasures 発行 ディスカヴァー21 お金を殆どかけないで人生の楽しみ方を紹介している本 なんとなく気を張りすぎたときに読むとそれなりに効果がある(苦笑) 例をひとつあげると… ・雲をながめる 1、外に出ます 2、寝転 . . . 本文を読む

ありえない物語/ポール・ジェニングス

2005年11月05日 | 
非常に面白い児童文学 実は古本で購入したのだが非常に面白く他の本も購入しようと思っていたがなんとなくになってしまった。 忘れない為にここにも書いておこう。 「ありえない物語」は本のタイトルでそのものズバリな名前の話があるわけではない。 子供の視点からみた世の中や不思議な話をわかりやすく書いている。 変な口癖のある少年が出会った不思議な骨の話「シャツも着ないで」 欠陥品セールスマンの因果応報「 . . . 本文を読む

占星術殺人事件/島田荘司 

2005年11月01日 | 
自分にとって読みにくいが嫌いでない文体なのが島田荘司の推理小説だったりする。 学生の頃には導入部の長さと読みにくさで1回投げ出して二十歳の頃に読了した。 その後文庫になると一通り読んだ形なのだがこの「占星術殺人事件」は作者自体もとっかかりらしく色々な盛りこみがある。 その分、主人公の御手洗のイメージが掴みづらい。 なんというか読んでいて誰が喋ったか一瞬戸惑う。 石岡なのか御手洗なのかこの頃だとお互 . . . 本文を読む

ライム博士の12か月 坂田 靖子

2005年09月21日 | 
坂田靖子は好きな漫画家だ ある日、発明好きなライム博士のところへ、UFOがまちがえて不良品ロボットを捨ててしまった。憧れのベティさんに頼まれて思わす引き取るといってしまったが… てな感じに始まる物語なのだがロボットが役立たずで我侭 バスタブを機械油で満たして風呂に入るくらい。そこでついた名前がメフィスト。 坂田靖子の作品は色々好きだが比較的のんびりとせっかちの組み合わせの物語が好きだったりす . . . 本文を読む

たいした問題じゃない/速星七生

2005年05月30日 | 
4度目の買いなおし。 たいした問題じゃない 朝日ソノラマ・サンコミックス 作者 速星七生 自分が高校くらいに「月刊DUO」という雑誌に連載されていたミステリーコメディ漫画 海外推理を読み込みはじめた自分には心地よいパロディとギャグで非常に満足していた 収録話は ・USD連盟 英国のシリー街で看板や時計、人々の振舞いが逆さまになる事件が派生 捜査に当たったマッキアン警部は友人の自称「歩く百貨 . . . 本文を読む

てんぐのそばや 本日開店 /偕成社おはなしポケット

2005年05月24日 | 
久しぶりに児童書を買う てんぐのそばや 本日開店 偕成社おはなしポケット 著者 伊藤充子 絵 よこやまみなこ おそばの大好きなてんぐが、おそばやさんを始めました。名前も「天狗庵」。ヤマンバ、アズキアライ、こてんぐ、おに平など、ちょっとかわったそのお店は、ふしぎなお手伝いがたくさんいます。どんなお店なのか、のぞいてみませんか? 思った以上に蕎麦作りが書かれていたのと“じまんバチ”(自慢す . . . 本文を読む

WWEの独裁者―ビンス・マクマホンとアメリカン・プロレスの真実

2005年03月13日 | 
ショービジネスの話として面白い ~ノンフィクション「Sex, Lies, and Headlocks : The Real Story of Vince McMahon and the World Wrestling~~ Federation」の翻訳本 内容はビンス・ジュニアがいかにして父の基盤を引き継ぎ、拡大し帝国を作り上げたかを中心にした、プロレス・ビジネスの内幕。 月曜夜の視聴率戦争が特 . . . 本文を読む

ゲイルズバーグの春を愛す (ジャック・フィニイ)

2005年02月04日 | 
ノスタルジックな幻想描写 「ゲイルズバーグの春を愛す」(ハヤカワ文庫)  著者 ジャック・フィニイ 由緒ある静かな町ゲイルズバーグに近代化の波が襲ってくる 古き良きものを破壊する「現実」を「過去」が阻止する 表題作の「ゲイルズバーグの春を愛す」はそんな内容のファンタジーだ この文庫は短編集で中でお気に入りなのが表題作と過去に逃げる方法をみつけた男と逃げた人間を追う事に執念を燃やす警察官の物語 . . . 本文を読む

ラーオ博士のサーカス (C・G・フィニー)

2005年02月03日 | 
幻想的で卑猥で滑稽で魅力的な大人の童話 ラーオ博士のサーカス(the circus of dr lao)  C・G・フィニー著 1935 アリゾナの田舎町に中国人ラーオ博士のサーカス一行がやってきた サーカス自体が珍しい町の住人が見たものは驚くべき催しだった… 見世物を「見世物」以上に信じない住人達とラーオ博士が率いている幻想的な生き物の描写の対比が面白く自分が読んでいる視点は見物人の一人な . . . 本文を読む

ぽっぺん先生と笑うカモメ号(舟崎克彦)

2005年01月13日 | 
児童文学の傑作だと自分は今でも思っている。 自分は童話が好きだ。図書館や本屋にいってもついつい児童向けコーナーに足が向くほどに童話や児童書が好きだ。 子供の頃は「不思議な鍵ばぁさん」や「エルマーと竜」「いやいやえん」「おしいれのぼうけん」等を読んでいた。多分その頃から空想的なものが好きだったんだろう。 小学生の頃 区民センターの図書室で出会ったのが舟崎克彦の「トンカチと花将軍」だった。 「突然、 . . . 本文を読む