arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

ゾンビ自衛隊

2007年06月06日 | 映画
ゾンビ自衛隊 オリジナルビデオ 76分

監督 友松直之  脚本 大河原ちさと

出演 渡瀬美遊 大夫剛功 山崎潤
   佐伯俊 みひろ 荒井兼二

≪ストーリー≫

富士の樹海でUFOの墜落の影響で出てきたゾンビと樹海で行方不明者の遺体探索をしていた自衛隊の少数一隊が戦う。



もうすこしこちゃこちゃした人間関係があるのですが話に殆ど機能していないです。

特撮がちゃちいとか低予算とかはオリジナルビデオ作品ではツッこむ個所ではない!
…のではないかと常思うようになってきているのですが、
そこの部分を引くと脚本・演出を語る部分になると思います。
低予算だから俳優の質は期待できませんし…
しかし俳優の演技の不味さをカバーできる制作の努力があれば、
偶然でも隠れた一品になる可能性は秘めているのでいかにもな作品でも一応は観てしまう人柱な道に歩みこんでいるわけで… 

この作品は脚本の悪さ、演出のだらけさでまったく誉める個所が無い。

オープニングのナレーション部分で字幕を強調で流しているのにナレーション音声が演技過剰で冷めた気持ちになる部分、

前半、後10分でも人間関係の導入部(特にペンション)に気を使えばマシになったと思う良く言えば展開の早い、悪く言えば大雑把な人物紹介。

スプラッタシーンはオリジナリティがなく良く言えばオマージュ、悪く言えば定番。
それでも全体のゾンビが大量に出てくる部分だけはなんとか及第点。
個々のゾンビシーンや戦闘になるとマイナス演出が多くて落第してしまう。

物語に整合性がとれていないので思いつきをその場でいれたような洗練しなささが随所にみえてしまい、舟は漕ぐは瞼に借りはできるは欠伸は虐殺だわと鑑賞している方が変な動き・思考になってしまう。

ゾンビ、宇宙人、刀という組み合わせは日本でも既に「ワイルド・ゼロ」という思いきった作品があるので自衛隊を足して切り口を少々変えたくらいではお粗末。

監督の友松直之は脚本だけの作品では良いものも多いのだが監督作品にまったく成長がみれない。
脚本も大河原ちさととくれ誉めれないゾンビ作品「STACY ステーシー 」の監督・脚本コンビなのだがアレから5年以上たっても上手くなっていないので振り幅心情で落胆が大きかった。



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1 コメント

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この作品は (ちばちゃん)
2008-08-18 14:53:59
あらゆる作品のパロですよー!
そこに気づくとおもしろくなります。
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