確かにロック様大暴れだが…
DOOM ドゥーム(DOOM)
http://www.doom-movie.jp/
≪ストーリー≫
火星にあるユニオン宇宙社オルドゥヴァイ研究所から“極秘研究の被験者が脱出、至急ここを封鎖しろ”との救援要請が入る。早速、カリフォルニア海兵隊特殊作戦本部RRTS、緊急対応戦略部隊の精鋭8人が選ばれ、火星へと送り込まれる。そして捜索を開始した彼らの前に、到底人間とは思えない巨大な影が出現…
一人称視点ガンアクションゲーム『DOOM』の映画化という事なんですが元々話はおまけみたいなアクションメインなので映画といってもピンとこないというのが映画化の話を聞いたときの感想でした。
同系列のゲームで『ハウス・オブ・ザ・デッド』の場合はゲーム自体の演出が映画的だったのでそれなりに期待して思いっきりへこまされた過去があるだけに逆にストーリーが元々スカスカならどんな話でも加えられるので原案くらいの感覚で見れるかなと一瞬思いました。
ゲームの実写化でも『バイオハザード』のようなストーリー重視でキャラクターに人格・個性があるゲームは雰囲気と世界観が間違ってなければ大きな失敗はないのですが…
思い返せば昔は映画がゲーム化されたものでしたがだんだん色々なものが逆になっていく気がしますね世の中。
で、実際に観た感想はというと…前半は普通のSFアクション。エイリアン系。特にこのゲームを素材に選んだ意味もないような話なのですが後半に行くにしたがって狂ってきてどんどん呆れて1回転して笑うしかないような話でした。
一応、ゲーム画面も一部採用されていて実写版の『DOOM』がゲームになったらこんな感じかな?くらいには思いましたが…
ネタバレ含む感想は下に
・
・
・
・
・
とにかく出てくるキャラクターの性格に全員問題がある。
海兵隊の面々は男臭いのでなく駄目人間方向のアウトロー節が全開の中、隊長であるロック様が一人だけ生真面目というか堅物。
研究所の姉ちゃんは研究しか頭に無い非人間的な思考で動くし前半は同じゲームでもワープで作った『エネミー・ゼロ』かと思ったくらい敵も姿を現わさないしレベル5警戒とは思えないくらいの緊張感の無さが低予算映画的な匂いがブンブンします。
噛まれた人が怪物になるとか怪物はこの研究所で作られたとか何を映画化したのかわからない展開が続きます
この時点までは隊長のロック様が主人公のような作りなのですが話が徐々におかしくなりロック様が頼れる隊長からコチコチ頭の軍人になっていき後半、実は狂った軍人になってしまいます。
「オレに必要なのは戦う兵士だ!戦わない兵士はいらない!」と仲間を銃殺したあたりで確実に敵と同列になってしまいます。
この映画の主人公がさえない兵士で昔、この施設にいたことがある元科学者系の男で、双子の姉はここで働いている科学者… この映画の主人公はこの二人だったらしい。
この姉も先に書いた様にどんな状況でも怪物を解剖したりデータを持ち出す事を優先したり、死にかけた弟に怪物のDNAを注射して根拠も無く「貴方なら怪物にならない」なんていうような人好きしない性格なのですがなんとか弟は怪物にならなかった。
そして弟が目が醒めるとここから一人称画面になって(笑)ゲームが始まります。
ここだけが本当に『DOOM』のゲーム画面そっくりに作ってあって、いかにも「ゲームっぽいところを少しはいれとかないとなぁ」みたいなとってつけた配慮が笑わせてくれます。
この映画のラスボスはロック様でしっかり怪物にかまれて自身も怪物っぽい力を発揮します。
しかもこの弟とロック様は殆ど銃撃しないで最後には肉弾戦で殴り合うというゲームの題材の事なんかすっかり忘れた展開になります。
これだったら『ダイナマイトデューク』でも『メタルギア』でも何でもよかったような気さえします。
プロレスファン的なチェックポイントはロック様がヘッドスプリングで跳ね起きる部分だけで他は特に技は使いません。
・追記
この映画に出てくる日系人っぽい役名「カツヒコ・クマノスケ・タカハシ」ってなにかおもいだすなぁと引っ掛かっていたのですがハンフリー・ボガード・早川雪洲が出演の『東京ジョー(1949)』に出てくる「カゲマサ・ゴンゴロウ・カマクラ」と同じ位に珍妙だったのを、ひょん!と思い出したので役に立たないが書いておく(笑)
DOOM ドゥーム(DOOM)
http://www.doom-movie.jp/
≪ストーリー≫
火星にあるユニオン宇宙社オルドゥヴァイ研究所から“極秘研究の被験者が脱出、至急ここを封鎖しろ”との救援要請が入る。早速、カリフォルニア海兵隊特殊作戦本部RRTS、緊急対応戦略部隊の精鋭8人が選ばれ、火星へと送り込まれる。そして捜索を開始した彼らの前に、到底人間とは思えない巨大な影が出現…
一人称視点ガンアクションゲーム『DOOM』の映画化という事なんですが元々話はおまけみたいなアクションメインなので映画といってもピンとこないというのが映画化の話を聞いたときの感想でした。
同系列のゲームで『ハウス・オブ・ザ・デッド』の場合はゲーム自体の演出が映画的だったのでそれなりに期待して思いっきりへこまされた過去があるだけに逆にストーリーが元々スカスカならどんな話でも加えられるので原案くらいの感覚で見れるかなと一瞬思いました。
ゲームの実写化でも『バイオハザード』のようなストーリー重視でキャラクターに人格・個性があるゲームは雰囲気と世界観が間違ってなければ大きな失敗はないのですが…
思い返せば昔は映画がゲーム化されたものでしたがだんだん色々なものが逆になっていく気がしますね世の中。
で、実際に観た感想はというと…前半は普通のSFアクション。エイリアン系。特にこのゲームを素材に選んだ意味もないような話なのですが後半に行くにしたがって狂ってきてどんどん呆れて1回転して笑うしかないような話でした。
一応、ゲーム画面も一部採用されていて実写版の『DOOM』がゲームになったらこんな感じかな?くらいには思いましたが…
ネタバレ含む感想は下に
・
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とにかく出てくるキャラクターの性格に全員問題がある。
海兵隊の面々は男臭いのでなく駄目人間方向のアウトロー節が全開の中、隊長であるロック様が一人だけ生真面目というか堅物。
研究所の姉ちゃんは研究しか頭に無い非人間的な思考で動くし前半は同じゲームでもワープで作った『エネミー・ゼロ』かと思ったくらい敵も姿を現わさないしレベル5警戒とは思えないくらいの緊張感の無さが低予算映画的な匂いがブンブンします。
噛まれた人が怪物になるとか怪物はこの研究所で作られたとか何を映画化したのかわからない展開が続きます
この時点までは隊長のロック様が主人公のような作りなのですが話が徐々におかしくなりロック様が頼れる隊長からコチコチ頭の軍人になっていき後半、実は狂った軍人になってしまいます。
「オレに必要なのは戦う兵士だ!戦わない兵士はいらない!」と仲間を銃殺したあたりで確実に敵と同列になってしまいます。
この映画の主人公がさえない兵士で昔、この施設にいたことがある元科学者系の男で、双子の姉はここで働いている科学者… この映画の主人公はこの二人だったらしい。
この姉も先に書いた様にどんな状況でも怪物を解剖したりデータを持ち出す事を優先したり、死にかけた弟に怪物のDNAを注射して根拠も無く「貴方なら怪物にならない」なんていうような人好きしない性格なのですがなんとか弟は怪物にならなかった。
そして弟が目が醒めるとここから一人称画面になって(笑)ゲームが始まります。
ここだけが本当に『DOOM』のゲーム画面そっくりに作ってあって、いかにも「ゲームっぽいところを少しはいれとかないとなぁ」みたいなとってつけた配慮が笑わせてくれます。
この映画のラスボスはロック様でしっかり怪物にかまれて自身も怪物っぽい力を発揮します。
しかもこの弟とロック様は殆ど銃撃しないで最後には肉弾戦で殴り合うというゲームの題材の事なんかすっかり忘れた展開になります。
これだったら『ダイナマイトデューク』でも『メタルギア』でも何でもよかったような気さえします。
プロレスファン的なチェックポイントはロック様がヘッドスプリングで跳ね起きる部分だけで他は特に技は使いません。
・追記
この映画に出てくる日系人っぽい役名「カツヒコ・クマノスケ・タカハシ」ってなにかおもいだすなぁと引っ掛かっていたのですがハンフリー・ボガード・早川雪洲が出演の『東京ジョー(1949)』に出てくる「カゲマサ・ゴンゴロウ・カマクラ」と同じ位に珍妙だったのを、ひょん!と思い出したので役に立たないが書いておく(笑)
ラジー賞主演男優賞にノミネートされてますもんね。
主人公らしく演出というか他のメンバーの描写が弱すぎたような気がします。
真・主人公がもうすこしハッキリした個性を演出されれば若干は違ったのかも。
ロックのラジー賞は演技力でなくあのキャラクターでノミネートされたんじゃないかと思います。
「バイオ・ハザード」+「エイリアン」=Doomなんでしょうが、足せばエエってモンじゃないって事ですよね。
ロザムンド・パイクがけっこう気に入ったけどね~♪理由は・・・ムフフっ!
正直、足すものが安直過ぎるのと素材が悪すぎる気がします。『HALO』も映画化されるらしいですがどうなんでしょ?
ロザムンド・パイクは今回は性格がよくわからないキャラクターな気がします。