arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

ベースケットボール 裸の球を持つ男

2005年01月19日 | 映画
微妙なる調和

ベースケットボール裸の球を持つ男(BASEKETBALL)
1998(米)
監督 デヴィット・ズッカー
出演 トレイ・パーカー マット・ストーン アーネスト・ボーグナイン

「裸の銃を持つ男」や「フライングハイ」、最近では「フォーン・ブース」「最狂絶叫計画」の監督デヴィット・ズッカーが「サウスパーク」の生みの親トレイとマットを主役にした似非スポーツコメディ。

スポーツが退廃した現代アメリカで野球とバスケットを融合した新しいスポーツ「ベースケット」を生み出した主人公二人がやがてブームになりビジネス業界に染まっていく…
と書くと真面目そうだがZAZ節の時事ネタパロディや下品ネタがトレイとマットの芸風と組み合わさり奇妙な調和を見せている。
今、改めて見直してみると驚くほど「サウスパーク」している。
TV番組の「サウスパーク」は30分枠の話だが映画版では逆の合間をミュージカルで繋いで100分近い時間を埋めていた。
トレイとマットの芸風は長時間モノに向かず勢いで見せるところが有る。
彼らが自分たちで最初に作った「カンニバル!」も結構間が持たず笑いを薄めていたのを憶えている。
この「ベースケットボール」では歌の変わりにZAZのギャグがコレでもかと入れられておりかなり真っ当でオーソドックスな作りに修正しようとしているが出来あがった映画は実写版のサウスパークといえるくらい話の流れがスムーズだ。
これは監督が主役二人の芸風を見切って上手くコントロールしたからだと思う。

サウスパークが好きな人は今1度見直して欲しい。

あとチームのスポンサー役のアーネスト・ボーグナインの勇姿(?)や「何をするのも過剰にセクシーにしか出来ない女」芸で有名なジェニー・マッカシー等 細かいところでも見所も多い。

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