arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

マダガスカル

2005年08月02日 | 映画
オチてないような…? ハテ?

マダガスカル(Madagascar)
http://www.madagascar.jp/

□ストーリー□
NYっ子の動物園で暮らしているシマウマのマーティは見た事がない野生に憧れていた。
自分の誕生日に、四匹のペンギンたちが、動物園から脱出を試みている事を知る。
野生への憧れを捨てきれないマーティは、夜の間だけの逃避行を決め動物園を抜け出すが、それを知ったライオンのアレックス、キリンのメルマン、カバのグロリアは、マーティを探しに動物園を抜け出してしまう…


うーん… 疑問というか問題を出されて解答がない。
正直、最後までそこそこ楽しめるが中身というかテーマ(何を言いたいか)が自分にはわからなかった。

ネタバレ混じりの感想は下に






この映画、主人公って誰だったんでしょうね?
CMだと4匹が主人公みたいにいっていたがカバとキリンが薄すぎてライオン視点が非常に多かった気がする。
じゃあライオンが主人公?というとそれも違う気がする
シマウマとライオンの2匹で基本的に話はすむ。
4匹いる意味が微妙 特にキリン。

で、ストーリー
結局、何が伝えたかったのか全然わからなかった
これが人間の話ならまだわかるのだが擬人化されているとはいえ動物の話だし弱肉強食と野生の話でもないし「やっぱり都会っ子は都会が一番」って話でもないし草食と肉食の友情の話ともとれないし…

自分が違和感があるのは喋れる動物と喋らない動物の差が非常に曖昧なところがまずひとつだし色々なにか伝えれるのに作り手の「何がしたかったか」がまったく伝わらないのが厳しい。

「シュレック」「ロボッツ」「Mr.インクレティブル」や自分は好きではないが「シャークテイル」は何をしたかったかが曲解なり素直でありでもわかったのだがこの「マダガスカル」は何を伝えたいかさっぱりわからない。

「野生はそんなにいいもんじゃない」って事ぐらいしかわからない

しかしそんなものなのか? それならシマウマがもっと厳しい目にあわなきゃならないような気もするし付き合わされたライオンが気の毒だ。
友情物語にしては本能を犠牲にしてまでの展開だったか非常に疑問
この映画はライオンが被害者だ。
ライオンが腹が減ってシマウマに噛みついた事を後悔して「俺は怪物だ…」と嘆くのは明か動物的に変だ。

ステーキ肉が「肉」でないような辻褄が合わない世界、最後に「魚肉」ならOKってのも非常に微妙というか… 喋らない動物は食っていいのか?自分は外人がよくいう「鯨は賢いから食べちゃ駄目 牛はいいの」みたいな戯言が嫌いだ。
生きる為には植物や動物のような生あるものを食わなきゃならない
食い物になった物に感謝はするがそこに差なんかない。

なんていうか世界観の作り方失敗してるような気がするんですよ。
大事なところで。
ギャグ自体のテンポや選曲、絵作りはイイのだが…

テロリストペンギンズやキツネザル達はいい

この映画は自分は胸を張って子供にはオススメできない。
大人には曲とギャグだけ楽しんでくれとしかいえないがそれにしては両者とも少ない。



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4 コメント

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厳しい・・・ (はっち)
2005-08-15 07:41:56
確かに、何が言いたいのか解らない映画でした。

「やっぱり都会の方がイイ!」ってのは、文明に

固執する人間への警鐘だったのでしょうか?

草食動物とライオンが仲良くしてるのは、同じ

種別なのに全然仲良くできない人間への嘲笑だった

のでしょうか?

良く解らん・・・(^_^;)



でも、ペンギンズのキャラが面白く、CGも綺麗

だったので、それなりに満足しました~♪



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標準 (arudenteな米)
2005-08-16 11:26:12
・ はっち 様



コメントありがとうございます

…感想、厳しいですか?



内容が無いなら無いで画面や笑いが内容より多くないと。

CGやキャラクターは非常に好みだったので残念。

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しゃべらなければいい (ningyo)
2006-02-07 21:00:59
今度鳴り物入り公開の「ナルニア国物語」でも

「物言う動物」とその他でくっきり分けられて

しゃべらない動物は狩をしても

食べても平気だけど

物言う動物を食べると人食いをしたように感じるとか言う描写ありました。



もしかして、あちらではそういう認識なんでしょうか?
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外国 (arudenteな米)
2006-02-07 21:54:46
・ ningyo 様



児童小説の場合は日本だとぼかしてある場合が多いのですが海外の場合はは「知性がある=信仰心がある=上等」「野蛮=神を敬わない=下等」みたいな捉え方をしているものも多いです。

それが刷り込まれて歪むから「イルカは賢いから殺しちゃ駄目」とかいうのかもしれません。



「ナルニア国物語」は読んだのがかなり前で記憶に怪しいのですが「救い主の犠牲による罪の償い」「罪と悪」等のキリスト教の教理をかなり練りこんである内容だった憶えがあります。

ですから賢い動物=喋る生き物は人と同じ扱いなのかもしれません。
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