ハービー 機械じかけのキューピッド（吹替）

ノスタルジックの極み

ハービー 機械じかけのキューピッド（HERBIE: FULLY LOADED）
http://www.disney.co.jp/movies/herbie/

１９６８年『ラブ・バッグ』でディズニーが生み出した意思を持つフォルクスワーゲン“ハービー”のリメイクではなく『続編』

内容については予告や想像の通りなので省略してもいいくらいだ
出来自体は悪くないが新しいモノをみたい人には薦めかねる。

選曲といいＣＧを使っていてもその動きと笑いのツボといい『ラブバッグ』シリーズを見た事がある人には懐かしさが先に立つだろう。
自分も地上波で子供のときに見た記憶とかをガンガン思い出した

最近みた「レーシング・ストライプス」に方向が少しかぶっているが気にしない事にする。

観てて思い出したが『ラブバッグ』が与えた影響ってのは自分の狭い範囲でも大きかった気がする

想像だがスティーブ・キングの小説「クリスティーン」は６０年代ロックと車ってキーワードで『ラヴバッグ』からヒントを得たのではないだろうか？
小説と映画は内容が微妙に違うのだがカーペンター監督の「クリスティーン」を観たときは先祖がえりして『ラブバッグ』に戻った気がしていたのを思い出した。

ゲームでもＳＥＧＡから「ジャンピングバグ」というワーゲンが摩天楼やらピラミッドやらジャンプして進んでいくアクションゲームがあったが子供の時「なんでワーゲンなんだろう？」と疑問に思ったことがあったが『ラブバッグ』を観たときに繋がりはないが納得した事とか思い出した。
あのゲームもＢＧＭが微妙にノスタルジックだったような気がする。

映画から話がそれまくったが最初の『ラブバッグ』シリーズのダイジェストで一気にノスタルジックに落ちた人種なので勘弁して欲しい

映画としての出来は「まぁまぁ」　リメイクでなく続編だし冒険はしてないが堅実だ。
リンジー・ローハンの演技は微妙だが慣れる。
マイケル・キートンの親父もマット・ディロンのライバルも悪くない

ただ話自体も本当に冒険していないので目新しさは無い。
ラリーからスピードレースに変わったとか主人公が女性だとかそんな位だ。

リバイバルやデジタルリマスターを見る感覚で観た方がイイと自分は思う。