arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

テニスの王子様(実写劇場版)

2006年12月01日 | 映画
テニスの王子様
http://www.tenipuri-movie.jp/

≪ストーリー≫
アメリカJr.大会4連続優勝の経歴を持つテニスの天才少年・越前リョーマは、伝説のプレイヤーである父・越前南次郎に呼び戻され、テニスの名門校・青春学園中等部に編入、同校のテニス部に入部する。やがてリョーマは、部長の手塚国光をはじめ個性豊かな先輩プレイヤーたちと衝突を繰り返しながらも次第に友情を築き、全員一丸となって関東大会優勝を目指すのだが…

自分はコミックスは初期、アニメは眼に入ったときだけ、劇場アニメはDVDで鑑賞しただけなので忠実度とかはよくわからないです。

1本の映画として考えるとスポーツモノの一番起承転結がはっきりした、特になにかがあるようにはみえませんでした。

エフェクトは多少面白かったですがアニメの壊れ具合に比べ、「少林サッカー」の後に雨後の筍のようにでてきたまねっこスタイルなのでクオリティは高くても手放しには誉めれませんでした。

面白くなかったわけではなく、見所がピンとこなかったというタイプです。

ネタバレが混じる感想は下に








キャラクターの「いい男」っぷりはそこそこなものだとは思いましたが中学生どころか二十歳以下にみえない人達が多く、特に敵役はベタなタイプの敵設定と容姿だった気がします。

基本のストーリーはオーソドックスの典型のような物語で敵にも事情があり心底悪いやつがいないテニスが支配するというルールだけが存在していました。
(テニスが支配する=テニスの上手さが強さと権力の象徴)
まぁ体育界系の物語はそのような展開が多いのでいまさらなのですが。

物語の前半より後半の試合の少林サッカーの真似事の試合場面にある程度キャラクターの個性が集約されすぎていたのがバランスが悪かった気がします。

ヒロインのように現れた少女が物語に殆ど絡んでいなく最後に敵の妹という微妙なスカしはありましたが、驚く展開は特にありません。

なんというかとにかくイメージを壊さない事を重点においた作品で中身は二の次な気がしてしまいました。

冒険心が足り無いと言うか…

換骨奪胎が上手く行かないで駄目になるアニメ・マンガのの実写も多い中では佳作なのですが無難なだけの映画もこれほど心が静まり返る事かと思いました。


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