甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

狭い門をくぐる

2022年08月01日 10時13分06秒 | ザンネン日記・身辺雑記

 国連が日本を「貧困国」として取り上げることになった、そうです。ネットでは話題ですが、テレビなどでは特に何も話題にされていないようです。最近のマスコミ得意の自主規制なんでしょうか。いや、もうそんなの常識だったのかもしれません。

 みんな、日本の人々に生きていく余裕がないのは確かで、必死になってお金を稼いでいる気がします。そして、若い人も同様に金と休みとゆとりがあれば……、そんなことを考えつつ、今できること・目先のことにとらわれている感じです。老いも若きも、みんな余裕がないようです。若い世代は、ゆとり世代といわれたこともありましたけど、残念ながら、このコロナ禍で、何もかも失ってしまったかもしれません。

 テレビ局や新聞社などの人たちは、やはり恵まれた人たちなんでしょうね。まあ、給料はたくさんもらえるでしょう。ある程度は余裕があるのかな。そうしたゆとりを持ちつつ、今の貧困を他人事として見ているかもしれない。そんなことだから、天下の大新聞もつまらないし、ありふれたことばかりだし、わざわざ読みたい記事もないし、ネットではすぐお金を払えとあさましいし、いつか滅びていきますか。日本の政治よりも先に、マスコミのいくつかはつぶれていきますか。残念ながら、人々の支えがなくなっているかもしれない(どうしたら新聞が昔の数字を稼げるのか、そんなのは無理だから、違う商売を考えなきゃいけないのか、新聞というメディアは淘汰されますか)。



 だったら、どこが貧困国なんだろう。

 政治は、あまり豊かというのか、貧困とは無縁です。何しろ年収1200万円プラス月々100万円だから、年収2400万円、豊かというべきでしょう。

 経済は、実は経営者の皆さんは、豊かなんだと思われます。苦労している人もいるかもしれないけど、すぐに立ち上がり、また大逆転が可能な人たちです。いつも大きく経済を動かせるノウハウがある。

 教育は、明らかに豊かではありません。そこにかけるお金も、人件費も、どちらかといえば削る方に傾いていて、教員のなりては減っているということです。豊かでない所には人は集まりませんもんね。

 文化産業は、これにはいろいろと差があるんでしょうか。儲かってる人と、全く日の目を見ない赤貧洗うがごとくの人と、もう適当に趣味で文化につながろうとする人と、文化は大事なものだけれど、一部の人だけがそれで食えて(生活できて)、あとはみんな深入りしない。



 貧困が見えてきませんね。

 何となく貧困というのは実感しているんです。お金はあっても、使いたくないし、いつ自分にとって必要になるのか分からないから、何もかもが自己責任だし、世の中は、まわりの人たちは、地域は、国は、困窮する人など手を差し伸べないというのが基本になっているような気がします。

 いや、ちゃんとセイフティネットはありますよ。と、エラそうにしゃべる方はいるでしょうし、ここにこういう仕組みがあります。たくさんの書類を書いてもらったり、本人がこんなしんどい思いをして、あちらこちらの窓口を回ってもらえれば、少しだけ援助できますよ。

 なんて言うんだろうか。いや、何も言わないな。本人がもうダメだ。誰も助けてくれない。誰か、何とかしてくれと必死になって訴えても、普通のやり方では誰も見向きもしない世の中になっているんではないですか。

 私は、これから先、どんな風に生きていくのか、今でも自信がありません。自分はどんな風に老いていくのか。私たちの社会はどれくらい続いていくのか。どうしたら、人とつながりながら、みんなが生きがいあるゆったりとした社会が作っていけるのか。

 アイデアが見つからない。そう、今の私たちの社会は、先が見えない、目先のものを追いかけるだけで、自分のまわりの人に対する気づかいのできない社会であるのは確かです。

 それは、ゆとりのない、どちらかというと貧しい社会ではあります。モノはたくさんあります。でも、欲しいモノは何もない。

 豊かさは必要ないのです。統計なんてクソクラエなんです。世界がどんな風に評価しようとも、自分たちの自己責任で楽しく貧しくやるしかありません。

 私は、豊かさを探したいです。ネットしかないのが寂しいけど、もっとリアルな豊かさを求めて、明日からまたやり直します。



 今日は?

 昼からドライブでも行くかな。誰もついてきてくれる人はいなくて、ひとりで行くあてもなく、どこかに行くでしょうか。いや、それより紙粘土買いに行こうかな。カメラを新しく買うかな。……つまらないことしか思いつかないですね。

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