甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

一関市と盛岡市

2017年10月02日 21時56分38秒 | 町並みを行く!

 ここ最近、年に少しだけ滞在することがあります。一番気に入ったのは、岩手県一関市。



 有名なジャズ喫茶ベイシーはあるし、県立の進学校が六年制になっていたり、古めかしい映画館が町外れにありました。そんなに遠くにあるわけではなくて、歩いて回れる範囲の中にいろんなものが詰め込まれている。

 昔からある、しっかりとした本屋さんが駅前にあって、駅前のダイエーやら、デパートやら、ファッションビルなんかはつぶれたそうですが、昔からあるものはそれなりに残っているみたいでした。

 これだけコンパクトにそろっていたら、あとは地域を大事にする細やかな政治と、時折息を抜くための自然公園と、温泉と、スポーツをする環境さえあれば、そこにいい指導者を集めれば、東京になんかいかなくても、楽しい生活が送れることでしょう。

 そうだ。公立の単科大学でキビキビと厳しい指導をする大学でもあればいいのかな。しかし、何を大学の売りにするか、その戦略がなければ、設置することはできないですね。

 偉いお方に依頼して、獣医学部でも作ってくださいと頼めば作ってくれるだろうけど、それを請け負うのはお金持ちの学校法人しか無理だし、お金目的の学校法人は、小さな大学なんて作りたくないでしょう。儲かる学部って何かなあ。

 国際……も古いし、獣医学部も許されない。経済ではないし、やはり大学なんて作っても人が来ないですね。大学なんて、必要ないか。そんな小手先のことよりも、もっと工芸・美術系の大学なんてどうかな。一関市は、そういう下地があるような気がします。



 公園にピカチュウだっているのに、たぶん作らない。町は広々としている。縦横に道は広がっている。山は深い。歴史もある。文化もある。産業は、イマイチ生かし切れていないかも。それなりに工場も進出しているけれど、基本は一次産業なのかな。この農業とももっと向き合って、ただお米をしっかり真面目に作るだけではなくて、いろんな作物に挑戦したらどうなんだろう。

 よそ者が適当なことを書いても、何にもなりませんね。とにかく、ここのお餅文化はなかなかいいです。お正月だけではなくて、年中お餅を食べる習慣があるなんて、だからうちの奥さんはふっくらかわいい女の人なんでしょうか。いや、全然関係ないですね。



 一ノ関は、楽しい町でした。春と夏、2回も行きました。また、来年も行くのかな。たぶん、お金がないから、行かないかもしれないな。それに来年のことをブツブツ言っても、鬼が笑うだけです。



 盛岡は、どんな町だったかな。岩手大学に出かけたのと、ついでにジャアジャア麺を食べたのと、お天気が曇っていたのと、幼稚園の卒園式をチラッと見たのと、それくらいしか記憶にないですね。

 そうでした。盛岡には泊まらないで、次の日に備えて北上市まで南下したんでした。

 何が大切なのか、何がしたいのか、イマイチわからない私の行動です。都市の観察よりも、電車に乗ってワンパターン写真を撮ることが楽しかったのか。



 東北本線の普通電車は、みんな無表情にさせられていました。もっといろんな顔があっていいのに、どこもかしこも同じ顔みたいでした。だから、途中で別れるいくつかのローカル線の方がそれなりの顔をしていた。ディーゼルカーはしたたかな顔をしているのです。



 大船渡線も、キョトンとしてかわいい感じです。ザンネンながら乗れなかった。

 盛岡の町は、ほんの少しだけしか滞在できなかった。でも、県庁所在地の余裕はあります。広いし、たくさんの人がいるし、みんなが目的を持って歩いている。道は上がったり下がったり、川をまたいだり、山の奥に向かっていきそうだったり、シンプルに見えるけれど、わかりにくくて、駅からすぐの岩手大学も探すのは苦労しました。往きは歩いていきましたが、帰りはヘロヘロでとても歩けなかった。だから、博物館の方から出ているバスに乗りました。

 岩手県立博物館、この何十年間の間に、クルマだかバスだかで行きました。何を見たのか憶えてなかったけれど、池の畔にあることだけを憶えていた。

 そうだ。盛岡市は、岩手山がいつも見守っている町でした。そこは桜島が見ているカゴシマ市、富士山が見ている富士市・富士宮市、大山が見ている米子市、そういうとこと同じで、山に見守られている安心感がありました。

 今年の春、せっかく盛岡市を訪れたのに、お泊まりはしなかったんですね。ザンネンでした。

 盛岡市と一関市、私はなじみの面からも、一関市押しです。でも、春に行ったときは、花粉がひどくて、とても苦しかったから、一関市も安心できないようです。

 まあ、今は秋ですから、いやなことなんか忘れていましょう。

 というわけで、ブツブツ言ってる町比べでした。



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