甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

犀星俳句集をめぐって

2022年11月03日 08時54分06秒 | 本と文学と人と
(うちのカメラは頑張ったんですけど、ピントが合ってないです。申し訳ありません)

 ブログを書くとき、タイトルが決まっている時と、そうじゃない時があって、今は何も決まっていません。でも、最近あったことを書きます。メモみたいにならないように、慎重に書きたいですけど、メモになるかもしれない……?

 金沢の友だちは、お金もないのに俳句関連の資料を集めています。連日連夜ヤフオクで目につくものを探し、お金の許す限り投資しているようです。少しはまり込み過ぎかなと私などは見ていますが、彼は研究者でもあるのだから、それらをまとめてくれたらいいんだけど(たまにまとまった資料を送ってくれるんですよ!)、なかなかその努力が報われることがありません。いや、あるのかな、たまに地元の新聞に取り上げられて、その記事を送ってくれることもありますね。そういうトピックだけではダメなのかな。それに俳句関連だなんて、世間的にはどうでもいいことなんだろうな、悲しいけれど。



 それで、ふと自分の勉強のことを思い出しました。自分が受験生のころ、何だかものすごく実力がつく本がありそうで、それに出会ったらものすごく学力アップになって、成績が上がるはずだから、そういうのに出会いたいとか思っていました。人からいいと教えてもらったら、わらをもすがる思いで飛びつく時もありました。余裕を見せて、「自分はその教科はこれがあるから大丈夫」といえるものがどれだけあったことか。ほとんどないから、いろいろと欲しがったはずです。

 高校の時はそうでした。今になって思えば、基本的なものであるなら、それは何でもよくて、王道というものはなくて、何かをとことん極めれば、それなりに実力がつくものなのに、それを我慢できないし、不安だからとあれこれ手を出すと、結局どっちつかずになる、というのが今なら何となくわかります。信じて行う気持ちが大事なのです。でも、若い時は、これがなかなかできない。いや、できてる人もいるんですね。

 ただの受験勉強も、実は生き方が問われることになるし、その生き方がずっと人生において続いてしまう、そういうことなんでしょう。

 私は、時々は信じて行い、時々は信じられなくてフラフラしたり、迷い多き人生をやっている。これからもそうしていく。迷っているうちが花なのさ、そうウソぶいていきます!


 その金沢の友だちから、岩波文庫で「室生犀星俳句集」が出たよ、というのも教えてもらいました。それで、たまたま昨日、本屋さんに行くことがあったので、探してみたら、新刊なので三冊並んでいました。私に買ってもらうためにそこに並んでいたものでした。私もたまたまお金を持っていました。

 だったら、買えばいいし、出会いを大切にしなきゃいけないし、勢いというのが大事なのです。

 でも、先ほどの自制心が出たのです。パラパラとめくってみて、犀星さんの俳句が目に入るかなと見てみました。犀星さんは、若い時と晩年と二つの俳句制作時期があるそうで、それらが混然一体で並べられている。

 たまたま見てみたら、スッと心に入らなかった。読まなきゃいけない本はもちろん腐るほどある。何十年も放置している本はあります。それで、出会うべきものなら、また出会うだろうし、そのうちまた出会えそうな気がしたので、やめにしました。そして、来年の手帳を買うことにしました。

 気に入った手帳が見つかったのに、それらは来年の1月スタートでした。それが気持ちとしてはサッパリするのに、段取りとしてはある程度年内に切り替えておいて、年越しもその準備してきた手帳で新しい年を迎える形をずっとしてきたので、1月スタートは無理でした。これらが新しい形になるのか、それとも年内スタートがスタンダードになるのか、また来年を楽しみにしておきたいです。

 もう私の中では、2022年は終わっています。あと2ヶ月は何となくあって、もう新しい年に気持ちは変わっている。でも、この新しい年も、3月くらいになったら、もう何でもなくなってたりするから、いったい私は時間をどんなにして過ごしているのか、わからなくなります。

 今日の休みだって、気づけばもう10時前です。起きてから3時間と少し、何かはしていたけれど、その私の時間は、どれだけのものだったのか。

 だから、せめて頼りない私の時間を誰かと過ごせたらいいわけですが、これまた誰かと一緒だと一人になりたくなるし、一人もイヤだし、誰かともイヤだなんて、とんでもない私です。

 なあんだ、いつも同じことを書いてますね。堂々巡りの迷宮です。そんな風にしてこれからも生きていきますか。それが私なんですから。

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