甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

夜の闇 汽車は薄(すすき)を なめていく

2014年11月20日 21時19分21秒 | 名松線に乗ろう!
 冬型のお天気になりました。あの晩秋はどこかへ消えていってしまいました。3連休になったら、また戻ってきてきれるでしょうか。私はお仕事があるので、今夜も、連休も、何だか心がはずみません。でも、そうして気持ちをマイナスへ持って行くと、どんどん暗くなるので、せいぜいおもしろいことを考えて、その十分の一くらいは実行して、楽しくすごしてみたいものです。

 今日、例によってこぶ湯さんに行きました。20リットル入るプラスチックの容器を抱え、懐中電灯をつけて真っ暗の川沿いに降りていきました。すぐに容器をセットして、電池がもったいないから懐中電灯を消して、川の音と少しずつ見えてくる星々と、時々木の上から何か木の実でも落ちるような音もして、本当なら蚊もいないことだし、瞑想でもすればとてもよかったんです。

 残念ながら、ついうっかり薄着をしてきたので、シンシン冷えてくるので、とてもじっとしてはいられず(そこが私の根性のないところですね。寒さを辛抱してベンチに腰掛けて目をつぶればよかった!)、ウロチョロしながら、それ川の音だ。少し星が見えてきたぞ。あれっ、あの右往左往する光は、自衛隊のヘリが夜間訓練をしているんだろうかとか、落ち着かないで何かをしようとしていました。もったいない。何という貧乏性なんでしょう。

 けれども、星はじっと目をこらしているうちに、どんどん増えてきました。このままいけばもっともっと見えるかもしれないとは思ったものの、すぐ気が散って、容器のたまりぐあいを確かめたり、実家に電話してみたり……。もう適当なところでお湯くみは終了してしまいました。

 ついこの間、雨の日に欲張っていっぱい入れたのを運んだら、傘は折れるし、服はびしょびしょになるし、ふんだりけったりだったので、少し賢くなって適当なところで切り上げてきたのです。でも、すぐ時間がたてば、またいつものアホウ状態にもどるかもしれません。

 



 それから、みなさんがされている鉄分補給になるのかどうか、私は邪道の鉄分補給ですけど、少しだけ撮りました。私は今の一万円カメラをまだ使いこなせていなくて、連写ができませんし、どれもうまくは撮れませんでしたが、とにかく初冬・夕方・モノクロ・名松線です。

 何だかオバケみたいですが、これこそ「幽霊の正体見たり枯れ尾花」だと思います。










1 秋の暮れ光恋しきワンマンカー


2 踏み切りの下 秋のスポットライト


3 夕闇に薄着で列車撮るオタク


4 薄暮からおしゃべり夫婦ポッと出た


5 汽車を待つ歓声こぼれる秋の駅



6 1両の汽車すぐまたここで折り返しふたたび闇へとあと戻りする







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