
下賀茂神社の古本市に二回目の参加です。
たくさん本屋さんが出ています。こんなに森の中なのに、蚊取り線香でもしてくれているのか、蚊に刺されずに本をチンタラ探しました。
でも、なかなか欲しい本は見つからなかった。
そもそも私は、最近ちゃんと本を読んでないですもんね。

百万遍のフリマでうつわを四つも買いました。その袋を下げたまま歩いています。そんなに重くはないけど、少しだけ自由は奪われている。面倒だから、リュックに入れたらいいじゃないか、と今なら思いますが、その時はリュックに荷物を入れるのが面倒でした。
ああ、何というグータラ。何というマヌケなんだ。
他に荷物は、お茶の入ったペットボトルと、国立博物館で奮発して買った「禅寺の庭」の本です。これは清水の舞台から飛ぶつもりで買いました。ただ庭の写真がずっと延々とつづく本なんですけど、中身がどうこうというよりも、とにかく庭を眺めたい。実際には行けないので、写真で延々と見る。そのために買いました。そんなに重くはなかったけれど、これはリュックの中に詰めました。
もうとにかく見て歩くしかありません。
でも、ザーッと半分見ても、欲しい本が見つかりませんでした。こんなにたくさん本が並んでいても、私が読みたい本がないのです(読みたいというだけで、読む本ではありません)。
困りました。これでは、手ぶらで帰ることになりそうです。
心の中の基準はそこで一つ下がって、「何でもいいから、引っかかる本を買おう」ということになりました。
見るところは文庫本だけです。ビジュアル系、単行本などみんなスルーです。

そして、結局、
「角川ソフィア文庫 西行 魂の旅路」(2010)の200円
「吉村昭 零式戦闘機」(1983)の100円
二冊とも奈良の百済書房というところで見つけました。
あと、いくつか回りましたが、もう買える本がなかった。
ザンネンでした。
西行も、日本の戦争も、私の研究テーマではありますね。どちらもサッパリだけど、とにかく知りたいという気持ちはあります。でも、深みがないなあ。
それから、一直線に実家に帰りましたっけ。夜は弟たち家族が来て、母としては幸せな夜でした。ああ、母は弟たち家族と一緒だと楽しいみたい。でも、弟家族が帰った後、やたらと家の掃除をするから、うれしさ半分と面倒くささ半分なのかな。母も融通がききません。頑固な母なんですね。
私は頑固だろうか。そんなことはないと思うんだけど……。