京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『真夏の東福寺』其の二

2007-08-30 22:04:38 | 東福寺

《光明院 別名「虹の苔寺」》

枯池の白砂と苔がうまく調和された世界に配置された石組み。

そして借景に刈り込みされたツツジと楓と桜。

確かに季節ごとに色が変わる借景の木々。

それに映える杉苔。まさに「虹の苔寺」である。

無数の石組みは奥まった三組の石組みを中心に「光明」のごとく配置されている。

この意図が重森三玲の「光明院」の命名からくる「波心庭」の心である。

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毎日きれいに
季節の草花が
生けてある。

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拝観料は志納で受付は無く定められた竹筒にこころざしを収める。

後は自由に観て回る。そこで、瞑想に耽るもよし。座禅を組むもよし。

ただし、寝転ぶことは禁じられている。

ほんとうは、誰にも教えたくない空間の世界である。