京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『祇をん・八朔』其の三

2007-08-03 21:32:42 | 祇をん

《八朔・特別な日》

八朔(はっさく)は改めて特別な日を感じました。

八朔の日の正装は黒の絽の五つ紋付。そして、髪型は正月と同じ「奴島田」。

かんざしは八月の「すすき」です。

そして、襟足は三本足です。

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髪型「奴島田」
襟足は三本足
絽の着物の状況
がよく解ります。

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舞妓さんのかんざしは
皆「すすき」です。








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この舞妓さんは
かんざしが
「あさがお」です。
めずらしいです。


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一番左は仕込みさん
です。

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舞妓さん三人とも
すすきのかんざし。

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途中から「先生」と称するカメラマンが登場して、4台のカメラを持ち

なにやら、パチパチ撮り始めた。

私は遠慮しながら片隅で写真を撮っていたが、「先生」は堂々と玄関の真中で

撮り始めた。挙句の果てに、芸舞妓さんにポーズまで要求して。

この先生あとで、豆福さんに聞いたら、「溝縁ひろし」先生とおっしゃって、祇園界隈では

有名なプロのカメラマンで写真集の本を何冊か出しておられる。

私もそういえば、「祇をん 市寿々」の写真集を見たことあるが、

何か記念撮影的な写真集で、写真のテクニックはあるが、「心」があまり

感じられなかった。

芸舞妓の写真集が少ないのでもてはやされてはいるが、私はあまりすきではない。

写真から訴えるもの、心が私は感じられない。