京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『真夏の東福寺』其の二

2007-08-30 22:04:38 | 東福寺

《光明院 別名「虹の苔寺」》

枯池の白砂と苔がうまく調和された世界に配置された石組み。

そして借景に刈り込みされたツツジと楓と桜。

確かに季節ごとに色が変わる借景の木々。

それに映える杉苔。まさに「虹の苔寺」である。

無数の石組みは奥まった三組の石組みを中心に「光明」のごとく配置されている。

この意図が重森三玲の「光明院」の命名からくる「波心庭」の心である。

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毎日きれいに
季節の草花が
生けてある。

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拝観料は志納で受付は無く定められた竹筒にこころざしを収める。

後は自由に観て回る。そこで、瞑想に耽るもよし。座禅を組むもよし。

ただし、寝転ぶことは禁じられている。

ほんとうは、誰にも教えたくない空間の世界である。


■『真夏の東福寺』其の一

2007-08-29 17:05:04 | 東福寺

《私の一番好きなお寺・東福寺 光明院》

好きなお寺にもいろいろなパターンがある。

おもてなしの心を感じるお寺。

ふと、「無」の境地を与えてくれるお寺。

疲れた心を癒してくれるお寺。

このすべてをあたえてくれるお寺が、東福寺・光明院です。

「重森三玲」の世界が広がる「波心庭」。

真夏の残暑が厳しいこの時期の東福寺。

これが、すばらしいです。

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庭に桔梗が
咲いていました

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「波心庭」のここからの眺めが一番好きです。

ここを訪れたミュージシャンの「宇崎竜童」が中心の石を指揮者に

たとえて、個々の石が歌を奏でる合唱団である。と表現した。

静寂の中にも個々の石が何かを奏でている気もする。


■『祇をん・八朔』番外編♪

2007-08-25 00:06:40 | 祇をん

《八朔の豆福さん》

八朔での絽の黒紋付最後の姿かな?

ゆえに再度「豆福」さんに登場してもらいます。

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お茶屋「松八重」にて。

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「豆福」さんのお店、mame.fu.shop にて。

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お店の中には豆福さんの写真やら舞妓時代の品が展示されてます。


●『大文字 五山送り火』其の二

2007-08-16 22:40:03 | うんちく・小ネタ

《外国人から教えられた日本の心》

Lindaは結局京都には来れませんでしたが、彼女から「日本のお盆」について、

質問されたとき、そのとき「大文字 五山の送り火」についても。

私は今まで「大文字」については、観光客的な視点でしか観ていませんでしたが。

改めて色々調べることにより、『五山送り火』のルーツが少しわかりました。

そして、今晩のNHKの特集「京都 五山の送り火」それを確認することができました。

これも皆、Lindaによって教えられました。

Linda ありがとう。


●『大文字・五山送り火』

2007-08-13 12:39:15 | うんちく・小ネタ

《外国人から見たお盆》

現在、日本滞在中のカナダ人 女流映画監督 Linda Ohama さんが再び京都へ

やってくる。

8月16日、 「京都五山送り火」の日である。

先日京都に来た時は7月25日 天神さんの日であった。

その、天神さんの帰りに、東山如意ヶ嶽の大文字山に登った。

8月16日の大文字送り火を見るために。

「大文字」送り火。実は大文字山だけではなく、五山あるのだ。)

東山如意ヶ嶽の「」。松ヶ崎の西山、東山の「」「」。西賀茂船山の「船形」。

金閣寺の大北山の「左」。嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」。

の五山である。

詳しくは「五山送り火」のホームページを観てください。

http://www.gozan-okuribi.com/

毎年、私の家の近所にある叔父の家の二階から五山の内東山如意ヶ嶽の「大」文字

を除く四山の送り火が見える。

今年はどこから見ようかなと思案中である。

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