WESTERN WINDS 

我が家に生息する「いきものがたり」と自然観察、時々「釣り自慢」

波乱のワカサギサミット! 今季初ガトキン 

2011-02-19 | 釣り



ちょうど1年ぶりのガトキン。今日はヘラのスーさんが今季初参加、
ゴルゴさん、K師匠とフルメンバーが揃った。

6時10分に現地到着。すでにブログ仲間のちょげさんが入釣していた。
昨夜の雪も止み、無風状態。天候もスーさんを歓迎したか。




ちょげさんオリジナルのカタツムリテント。ジャンボスレーをベースに
コンパネでフタをし、カタツムリテントを載せている。テントの中は
意外に広く、180センチを超える巨体のちょげさんでも十分なスペースに見えた。
アイデアマンのちょげさん、毎年新作を披露してくれる。




さすがに4人いるとテントの設営は早い。昨夜の積雪もあり
テントのスカートに乗せる雪も不自由しなかった。




6時40分 ワカサギサミット開会。ゴルゴさんの魚探は
表層と底に反応を示していた。まずは底から攻めたが反応なく、
すぐに表層へ切り替えた。今日は最後まで表層に集中していた。



進境著しいゴルゴさん、今日もその勢いは止まらない。
シモリウキの揺れを見逃さず次から次とワカサギを仕留めて行く。
最近の言動も攻撃的でとても気弱なゴルゴさんではない。
もう押しも押されぬ一流のワカサギスナイパーとなった。



一年ぶりのワカサギ釣りとなったスーさん。ブランクと
ゴルゴさんの勢いに押されたか苦戦を強いられた。
スーさんのこのスタイルを見るとホッとする。



K師匠もゴルゴさんの暴言、失言の口撃に圧倒されたかペースが
上がらない。アタリはあるのに乗らないのは針のサイズだけではなく
針本体の太さも関係あるように思う。今年の茨戸川周辺のワカサギは
それだけ小振りで針掛かりが悪い。



自分は一番使い慣れているスピニングタイプで手返しを重視、
いつも以上にエサの交換をマメに行った。使った仕掛けは
昨年も実績のあるOWNER「渋りワカサギ」1,5号。ハリス0.25号、幹糸0.5号。
本当は1号を使いたかったが品切れだった。




「おはようございま~す」

どうやら知り合いが到着。その後、電動アイスドリルの音で
ワカサギ撃墜王の翔さんだと分かった。

右のコールマンが我々のテント、左隣がちょげさんのカタツムリテント、
その隣が翔さんのテント。




今日もK師匠がすいとんをこしらえてくれました。
最高のご馳走でした。ありがとうございました。
本当にみんなで食べる外での鍋はうまい。もちろん、
K師匠の料理の腕がいいのは言うまでもありません。




11時40分、ワカサギサミット閉会。
トップが342匹とまずまずの釣果。ただサイズは6~7センチと小さめ。
10センチを超える良型は見る事ができなかった。
でも、ひさびさに4人揃ってのワカサギミーティング、
楽しい釣行となりました。





今日は昼間はワカサギ釣り、夜はフィットネスジムと
ガトキンに昼夜お世話になりました。
ワカサギは昨年より増量、体重は昨年より6キロ減量に
成功です。




次週は節婦のソウハチ釣りを予定してますが・・・


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オロロンの悲恋・・・チカに会いたい!

2011-02-12 | 釣り


今朝はシバれた。近くの防風林が満開の桜のようだった。
陽が高くなるころには融けて散ってしまうので午前中がシャッターチャンス。



ナナカマドの枝についた雪が朝日を浴び、キラキラと輝きながら舞っている。
枝の先端にシジュウカラが停まっていた。




今週はメンバーとスケジュールが合わず、ワカサギ釣りはひと休み。
久々に家でのんびりしてようと思ったが、昨日に続き今朝も快晴。
せっかくなので海にドライブに。

念のため?チカ釣りの用意をした。



スウェーデンヒルズを抜け、オロロン・ラインの国道231号線に出て
5分ほど車を走らすと最初の目的地、古譚漁港が見えてきた。

ほど良く雪化粧された山肌と雪の白、ライトブルーの空、日本海の群青のコントラストは
寒そうだが凛と美しく、気に入っている冬の風景のひとつだ。



10:05 古譚漁港に到着。



5組の釣り人がいたが、早朝に入釣した方が10匹ほどの
釣果を上げていた他はまだボウズ状態。
先週は50~100匹ほど釣れたというが、チカはその日の潮によって
釣果が著しく変わる。今日は潮回りが悪いということか。



釣れていたサイズは10センチほど。ワカサギなら良型だが、チカとしては
標準サイズだろう。チカとワカサギは同じキュウリウオ科の魚だ。

釣っていた方にお話を伺うと2時間ほど釣れてないとの事なので
ここは諦め、隣の厚田港に様子を見に行く事にした。




10:35 厚田漁港到着。投げ釣りの方が一人いただけでチカ釣りを
している人は見当たらない。



次に向かったのは濃昼(ごきびる)。



10:35 濃昼漁港到着。ここでは釣人の姿すら見えなかった。



次に向かったのは浜益漁港。途中、黄金富士、浜益富士とも呼ばれる
黄金山がきれいに見えた。その形はすり鉢をひっくり返したようだ。




江戸時代、この山に金鉱があったという言い伝えが名前の由来らしい。
標高740メートルと登山には手頃な山だ。



10:35 浜益漁港到着。が、ここでも釣り人、そしてチカの姿を
見る事ができなかった。
結局、竿を一度も下す事もなくオロロンライン、チカを探す旅はここで終了。


しかし、ここのまま帰るのは悔しいので・・・



帰り道、岩場に降りてギンナンソウ(みみのり)を採った。



波を被りながらも何とか味噌汁一回分を収穫。

今が旬のギンナンソウ、みそ汁は大好物。
これだけでもここまで来たかいがあった。

来週はやはり・・・ワカサギかな。




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事件は氷上で起きている!!「かなやま湖ワカサギ事件」Part.2

2011-02-07 | 釣り
さあ、三人のバトルが始まった。

自分はsinさんからいただいたワカサギ電動竿「s-stick」を使用、
今回はこれを試すのが大きな楽しみだった。sinさんももちろん「s-stick」で勝負。



片やゴルゴさんは同じく電動竿「YAMASEMI」を使用。
初戦で使用して以来だったが、その性能は実証済みだった。
見た目も性能もシマノやダイワに引けを取らないマシンだ。




「s-stick対YAMASEMIですね」

sinさんが言った。
自分は意識していなかったが、開発者であるsinさんにとっては
気になるところだったろう。
s-sickは想像以上に使いやすく操作にもすぐ慣れた。
軽量でデザイン性、機能性にも優れた傑作だ。



この日は7,8センチのサイズがアベレージだった。時折10センチ超の
良型が上がる。ペースこそ時速40匹程だったが、清明なかなやま湖の
水に育まれたワカサギの魚体は美しく、その味は絶品だ。

釣り始めて1時間ほどたった頃、事件が発生した。
ラインが竿先に絡んでしまい、それを直そうとした時、誤って
スイッチに指がかかり、ラインに竿先が巻き込まれ
パキンと折れてしまったのだ。

sinさんが竹串を削り丹精を込めて作った穂先、
それを無残に破壊してしまった。しかもご本人の目の前で・・・
さすがに自己嫌悪・・・
さらにゴルゴさんが追い打ちをかけるひと言。

「sinさん、穂先だけではなく、本体も危ないですよ」

それからわずか数分後、それが現実になるとは・・・・

「うわああああ~っ」

手を滑らしてs-stickを氷穴の中に落としてしまったのだ。
これには激しく動揺した。まだ使い始めて一時間しか経っていないのに
大変な手間暇をかけてsinさんが作った電動竿を・・・
自分に大きく失望した。しかし、まだ望みはある・・・
過去に何度か成功例がある救出を試みた。



サブで用意していたスピニングリールタイプの竿の仕掛けを
氷穴に投入、錘を着底させ、小刻みにしゃくると手応えがあった。
ゆっくりと慎重にリールを巻き上げた・・・そして
ついにs-stickが氷穴から顔を出した。
感激の瞬間だった。昨年のチリ落盤事故で
救出された作業員を思い出してしまった。

これが、この日、最大の事件、そしてミラクルだった。
呆気にとられたsinさんとゴルゴさんの顔が忘れられない。

この後、ゴルゴさんが落としたハサミと仕掛けも
釣り上げるオマケまで・・・



さて、肝心の釣りの方は、ゴルゴさんが出だしからラストまで
好調をキープ、230匹を記録。自分が181匹、sinさんが150匹
という結果となった。ゴルゴさんには引き分けを挟み、屈辱の2連敗となってしまった。


↑ゴルゴさんトリプル!

午後3時、終了。数、サイズとも昨年には及ばなかったが
充分にかなやま湖のワカサギ釣りを堪能できた。



帰りにsinさんの伯父さんのお宅にお邪魔し、あたたかいコーヒーを
ごちそうになり、オマケに冷凍のワカサギまでいただいてしまった。
本当にありがとうございました。


色々アクシデントはあったけれど、楽しかった。
三人は幸せな思いで帰路についた・・・が

これで事件は終わりではなかった。
車を15分ほど走らせた時、

「ああ~っ」

sinさんが叫んだ。伯父さんの家に防寒ジャケットを
忘れたというのだ。鹿越大橋で置き去りをされたsinさん、
最後はsinさんがジャケットを置き去りにしてしまった(笑)

その後すぐに引き返しsinさんの伯父さんの家から
ジャケットを受け取り今度は本当に帰路についた。


この日の事は一生忘れないだろう。
最高に楽しかった思い出として。



ゴルゴさん、sinさん、sinさんの伯父さん、ありがとうございました。


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事件は氷上で起きている!!「かなやま湖ワカサギ事件」Part.1

2011-02-06 | 釣り
2011年2月5日(土曜日)ワカサギダービー4戦目は
昨年、良型を爆釣した「約束の地」かなやま湖への釣行だった。

メンバーはゴルゴさん、sinさん、自分の3人。
レギュラーメンバーのK師匠はサクラマスを求めて太平洋に旅立っていた。

家を5時30分に出発、8時50分にかなやま湖に到着。
湖に架かる鹿越大橋の眼下に無数のテントとワカサギ小屋が林立、
ここで車を降りて写真撮影・・・これが事件の始まりだった。



写真撮影を終え、橋を渡り300メートルほど走ったところで
右手に駐車場らしき場所が見えた。

「sinさん、ここですか?」

運転手のゴルゴさんが後部座席のsinさんに声をかけた。
が、応答がない。

 「ここでいいですか?」

再度声を掛けたが、やはり返事がない。
?と自分とゴルゴさんが後ろを振り向くと

後部座席にはsinさんのジャンバーだけがポツンと残され、
肝心の本人の姿が無かった!!!

さっきの橋にsinさんを置きざりにして車を発進してしまったのだ。
急いで橋まで引き返すと、sinさんが苦笑しながら歩いていた。

「冗談かと思いましたよ・・・」

sinさんの顔は笑っていたが、目は笑っていなかった。

ゴルゴさん、早く釣りたいのは分かりますが
気がはやりすぎです。



金山湖ワカサギ事件、これはまだ単なる序章に過ぎなかった・・・



氷上には60張りほどのテント、その半数近くが手作りの常設小屋だ。
地元にお住まいのsinさんの伯父さんの小屋もある。
わざわざ使っていた小屋を空けていただいたが(感謝です)
三人だとさすがに狭く持参のテントを張ることに。



さあ、実釣開始!あらたな事件、そして奇跡が起こる・・・?


Part.2につづく・


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