WESTERN WINDS 

我が家に生息する「いきものがたり」と自然観察、時々「釣り自慢」

厚田、石狩新港チカと偏屈ジジイの巻

2009-10-31 | 釣り

望来海岸にて



今日は先週に引き続き、厚田へチカ釣りへ。
久々にヘラのスーさんとの釣行だった。

朝6時30分に出発、夜には雪の予報が出ており
朝も5度しかなく寒かった。

7時に厚田漁港に到着、さすがに釣り人は
まだ少なかったが、

「今日は止めとけ!釣れねえど」

加工場の前で釣っていた偏屈そうなジイさんに
うっぷんをぶつけるかのように声を掛けられた。
確かに3人ほどいた連中のバケツの中は10センチ程の
小さなチカばかりで、先週のような14㎝の良型は
2,3匹ほど混じっていただけだった。

気にせず5,6人ほどの釣り人が居た防波堤の中盤で
2時間ほど粘ったが・・・・





ジイさんの言うとおり、止めとけば良かった・・・

それでも諦めきれず、花畔埠頭に様子を見に行く事に・・
いつもと逆ルートだ。


途中、望来でパラグライダーを見学。





この場所は、貝化石を採取した望来層の崖上になる。
空中散歩は気持ち良さそうだけど、さすがに今日は寒そうだ。


望来無煙浜[8月撮影]


さて、花畔埠頭に到着。結構な数の釣り人は居たが
どうも釣れている様子は無い。

それでも諦めきれず最後に東埠頭に行ってみると・・・



意外にも良型のチカがまずまず釣れていた。
そして、驚いた事に厚田漁港に居た偏屈ジジイが
いるではないか!しかも結構な数を釣ってる。
あの後すぐにここに来たのだろう。
チカの入った容器を覗き込んでいたら

「どけ!邪魔だ」だって

やっぱり偏屈ジジイだった。


結局、ここで1時間30分ほど粘り、30匹ほどの
良型チカを確保。1時に納竿した。



スーさんは、ヘラ鮒用の竿に3本の枝針にサシを付け、
いったん仕掛けを底まで降ろし、10センチずつ小刻みに
上げて行く釣法で、ス-さんのワカサギ釣りとほとんど同じだ。

自分も昔は、一本針にツブの白身を付けて釣っていたが
今日のスーさんのスタイルはとても参考になった。

ちなみにスーさんは、この後、茨戸川にヘラブナを
釣りに行った。ヘラブナの霊はまだスーさんに
とり憑いているようだ。



小さなサバはベルツノ「コロッピ」にごちそうした。

↓スーさんの釣法大公開!針がズボンに引っ掛かってしまうところが
スーさんらしいところです。




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ランチタイムカメラマンが行く!「秋の知事公館」

2009-10-29 | 自然




久々の秋晴れ、10月も残すところ二日ばかり。
予報では11月3日にも札幌に初雪が降るとの事。
終盤を迎えた紅葉スケッチに、桜の季節以来の
知事公館に行って来た。





「紅葉」劇場の主役「ヤマモミジ」




黄金色に輝くクリスマスツリーのような「ユリノキ」
春にはチューリップのような花が咲く。




深紅に光るイチイ(オンコ)の実。子どもの頃、瓶に詰めて
おやつとして食べていた友達がいたが、自分は馴染めない
味だった。イチイの木は鉛筆や彫刻材になるそうだ。
アイヌの人達は弓矢の材料に使っていたらしい。




人の顔ほどに大きなホオノキの葉。昔はこれでおむすびを包んでいたそうだ。
朴葉味噌、朴葉焼きに使う。週末にでも試してみようと4、5枚ほど拾って来た。




落ち葉の絨毯



カラマツにとまっていたヤマガラ。最近は生息数が
減少しているという。学習能力が高く、おみくじ引きや、
カルタ取りなどの芸をする。




今年最後の秋晴れとなってしまうだろうか。こんな日は
愛犬を連れて散歩に来る人が多い。




美しい紅葉の中で、明るい太陽の下でお母さんと
遊んだ事をいつまでも覚えているだろうか。


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望来へ、厚田へ。

2009-10-25 | 釣り

望来浜海水浴場



今日(24日)は朝から青い空が爽やかに広がった。
空気も透明感があり、周囲の山々の紅葉をくっきりと
際立たせていた。

そろそろ家で飼っているベルツノガエルの「コロッピ」に
餌を与えなくてはならないのと、兄が干したチカを
食べたがっていたので、チカ釣りの用意をして厚田方面へ向かった。
兄もコロッピもチカが大好物なのだ(笑)






スウェーデンヒルズを抜け、望来方面に向かう途中の
畑で咲いていた緑肥のキカラシ。
昨年は緑肥のヒマワリが一面に咲いていた。




チカ釣りの前に望来浜海水浴場に寄り、メノウ探し。
今日はウエーダーを用意してきたので波打ち際のメノウも
難なく採取できた。



大きなメノウを発見!これまで採取したものでは最大だ。
太陽に透かしてみると、夕陽のような淡いオレンジ色が浮き出る。
美しい流線型は安田侃の彫刻作品のようだ。



小一時間で両手にこぼれるほどのメノウを採集。
石なのに柔らかなしっとりとした透明感が何とも
魅力的だ。



古譚漁港はチカ釣りの人達で大賑わい、の割には
それほど釣れている様子ではない・・・

迷わず厚田漁港へ。




ところが、厚田漁港も満員御礼状態。仕方なしに
駐車場に一番近い加工場の前に陣取る事に・・・
この場所じゃ厳しいかなあと思ったが



すぐに竿がウグイかと間違うほどのしなりを見せ、
14�ほどの良型が釣れた。そして一気に爆釣モード、
一時間ほどで52匹の釣果を上げた。
他の場所はそれほど釣れている様子ではなかったのに
不思議と自分の場所だけは釣り堀のようだった。





釣ったチカは15匹ほど背開きにしてフライ用に
冷凍保存。残りは塩水に漬け、外に干した。
干したチカは焼いて食べると美味!ビールのつまみに
最高。半干しのチカを天ぷらにしても美味だ。



ベルツノガエルのコロッピにも忘れずに
ごちそうしました。




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「試練の八雲黒岩マガレイ」の巻

2009-10-20 | 釣り

駒ケ岳  何やら怪しい雲行き・・・


さあ、秋マガレイのトップシーズン、クライマックス
シリーズがやって来た。ステージは八雲黒岩沖、
オフショアとしては最高の舞台だ。

スタートから爆釣モードに突入、30cmオーバーの
大型マガレイがガンガン釣れ、36リットルのクーラーが
2時間ほどで満杯、オマケに50cmを超えるイシモチまで・・・
こんなに釣ってどうしよう、先週も苫小牧沖の
ソウハチをご近所に配ったばかりだし・・・




これが出航前のイメージだった。しかし、この日は
船に乗る前に勝負は決まっていた。
自分にとっては命綱の酔い止めを飲んでいなかったのだ。

いつもはT製薬のセンパアという酔い止めを服用していたが、
ここ数回はコンビニでも販売している酔い止めに替えていた。
センパアは味がまずく、それで気分が悪くなったりするのだが、
コンビニのドリンクは飲みやすく後味が良かったからだ。

ところが、八雲近辺にある2軒のコンビニには無情にも
置いていなかった。
まあ、今日は波もそれほど高くならない予報だし
何とかなるでしょう、そう楽観していたのだが・・・



あまかった・・・・。





八雲沖は思ったよりも波があり、ウネリもあった。
オマケに船のエンジンの排気が鼻につき、吐き気を促す
不快感を増幅させる。そして、一時間を過ぎたところで戦意喪失・・・
全身の倦怠感、頭痛、胃からジワジワと這い上がって来る
悪魔との闘いが続く。お昼まで5時間、永遠にも感じる時間・・・



今回はMさんとMさんの高校のクラスメートだったAさんと
3人の釣行。お二人は自分のように船酔いすることなく、
それぞれマガレイ50枚以上の釣果を上げた。

自分はマガレイに2、3枚のスナまじりで30枚・・・
前回の釣行と比べると半分の釣果だった。
それでも「釣りは忍耐である」開高健先生の教えは守りぬき、
最後まで竿は離しませんでした。



教訓1 酔い止めは前の日に買っておきましょう!



羊蹄山


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うれし、悲しやサウスポー!<その1>

2009-10-15 | 暮らし



先日、インターネット通販で購入した包丁が届いた。
ずいぶん昔から欲しいと思っていたが、なぜか買わずにいた
左利き用の包丁だ。我が家は夫婦ともに左利きなのだ。

真偽のほどは定かではないが、左利き同士の親から
左利きの子どもが生まれる確率は2分の1と、何かの
本で読んだ事があった。我が家の場合はその通り、
息子が左利きで、娘が右利きとなった。
家族4人中、3人が左利きということだ。左利きは
全世界共通で全体の10パーセントと言われているので、
ちょっと珍しい家族と言えるだろう。

長い事左利きをやっていると、体がその環境に
慣れてしまっていて、普段はあまり意識することが
無くなったが、それでも毎日の生活の中で、右利きの
人達には気づかない不便は結構多い。

例えば、家の中では急須、ハサミ、ネジまわし、
炒めものをする時に使うヘラ、そして、片側だけ斜めに
角度が入っている包丁。これらは基本的に右手用に
作られている。急須なんか左で入れようとすると、
何とも使いにくく、はた目から見ると何とも不格好だ。



それでも子どもの頃、左利きで良かったと思った事がある。
当時、少年マガジンで大人気だった「巨人の星」の主人公、
星飛雄馬が左利きだったのだ。
しかし、飛雄馬は本当は右利きで、野球選手にとって有利に
なるという理由で父親の一徹に強制的に左でやらされていたのだ。
さすが野球の鬼、一徹である。


中学生になって野球部に入部したが、右グローブがなく、
誰かのお下がりの左グローブを右に履いて使っていた。
これはボールをキャッチしにくく、見た目も恰好悪く
情けなく恥ずかしかった。
半年後、何とかバイト代で購入。当時で2,500円だったと
記憶している。右グローブは左より割高で新聞配達1か月分の
バイト料だった。

左利きはひとつの個性だけれど、時に不便で、恥ずかしい
失敗を引き起こす。         (つづく)


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台風一過、苫小牧沖のカレイたちは無事か!?

2009-10-11 | 釣り




台風18号はここ10年間で最も大型の台風という事だった。
その影響で週末に予定していた苫小牧の船釣りは間違いなく
中止だろうと、すかさず翌週に八雲黒岩沖のマガレイ釣りを
予約・・・ところが意外にも台風はあっさりと千島近海で
温帯低気圧に・・・思いがけず出航が決まった。

気持ちはすでに八雲に向いていたが、気を取り直し
いざ、苫小牧へ。

今回はK師匠とSさんの3人の釣行、ソウハチを中心に
あわよくば大型マガレイを狙う。



5時15分、苫小牧西港に到着。朝焼けが美しい。
5時40分、6名のメンバーが揃い出航。
風も弱く、波も静かで心配していた濁りも
カレイ釣りには厳しいウネリもほとんどない。

意外にイケるかも・・・



苫小牧ではいつもK丸に乗船する。M船長はとても目配り良く
親切な方だ。初心者の方も安心ですよ(PR)




まるで戦艦大和のような配色のタンカー。大きなプラモデルのようだ。
これを動かすにはどれだけ大きなマブチモーターが必要だろう(笑)




出港から20分ほどで最初のポイントに到着。水深は50メートル、
仕掛けは片テンビンに針を2~3本付けた小突きタイプ。錘は40号を
使用した。エサはイソメとソウハチ用のアカイカ。意外にマガレイも
アカイカで釣れたりする。




Sさんに来た良型のソウハチ。船釣りは4年ぶりという事だったが
さすがルアーマン、フィールドは変わっても戸惑うことなく
快調に釣り上げて行った。



良型マガレイもゲット!!




この日はカジカとの闘いだった。6割がソウハチ、3割強がカジカ、
小型ソウハチ、カジカの攻撃をかわしてようやくマガレイに
辿りつく。




K師匠にも良型マガレイが来た!




そして自分にも!この日最大となった34センチのマガレイ。
煮付け用のサイズをゲットだ!これはアカイカに来た。



置き竿の4本すべての針にソウハチが!
一匹一匹、誘って釣るのも楽しいが、こんなのも
うれしい。



この日は正午で終了。60から80枚のソウハチ、5枚前後のマガレイが
メンバーの平均釣果。サイズは物足りなさを否めないが、数はまずまず。
台風の通過直後としては、天候も釣果にも恵まれ幸せな釣行だった。

で、来週は八雲を予約してしまったので、再度マガレイに
挑戦!…の予定。Sさん、K師匠、お疲れさまでした。







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ランチタイムカメラマンが行く!「大倉山ジャンプ競技場」

2009-10-07 | スポーツ





今日は、お昼休みの時間を利用して大倉山へ。

正午、会社を出てマイカーを置いてある
立体駐車場へ駆け足で向かう。3分ほどで到着。

車のナビをセットしてみると駐車場から
大倉山まで14,4キロ、予想所要時間は14分だ。
往復で約30分、1時までに会社に戻るとして
20分は現地に居る事ができる計算だ。





12時20分、大倉山の駐車場に到着。
あいにくの曇天模様、雨がポツポツ落ちて来たので
急いでシェルターの架かったエスカレータへ駆け込んだ。




ジャンプ台のアプローチを連想させる急勾配のエスカレータ。
ここも駆け足で上った。



競技場に到着。ジャンプのスキー板がサイン看板に
なっている。
ジャンプのスキー板はアルペンのものに
比べると長く、幅も広い。ルールでは選手の身長と
体重で使用できるスキー板の長さが決まっているようだ。



気温は10,8℃で肌寒かった。



大倉山から札幌市街を見渡す。
大倉山の紅葉はまだ始まったばかりのようだ。
見頃は10日ほど後だろうか。
昨年の紅葉はイマイチだったが今年は
どうだろうか?
先日、新聞でみた大雪山系の紅葉は見事だった。








大倉山はラージヒル(K点120m)※昔の90m級



冬の大倉山に最後に来たのは25年も前の事。
日本人選手では秋元正博、海外の選手ではフィンランドの
ニッカネンが出場したワールドシリーズだった。
この時はニッカネンが圧倒的な強さで優勝、秋元選手も
上位入賞したと記憶している。


自分が小・中学生の頃、ウインタースポーツの中でも
ジャンプが最も人気があり、1972年、冬季オリンピック
札幌札幌大会のジャンプ70メートル級で笠谷幸雄選手らが
金・銀・銅を独占した時にその人気はピークに達した。

友達や兄弟の間でよくジャンプの飛行の真似をした。
特に、笠谷選手は子供達のヒーローで巨人の王選手や
長嶋選手にひけをとらないほどの人気者だった。

自分で作ったジャンプ台を飛んで山から転げ落ち、
足を怪我したのもこの頃だった。




二人乗りリフトに乗ると標高307メートルの
スタート地点まで行く事が出来る。
一度だけ乗った事があるが、上からはランディングバーンが見えず、
94mの助走路を滑り、90キロのスピードで
カンテ(踏み切り台)から札幌の街に向かって
飛び降りる感覚となる・・・想像しただけでチビリそう(笑)



バッケンレコード(最長不倒距離)は145mだそうだ。
この地点になると平地に近い感覚になるらしい。




冬季オリンピック札幌大会のテーマソングで
トア・エ・モアが歌った「虹と雪のバラード」
今でも冬が来るたび思い出す。


オリンピックを初めて見たのは東京オリンピックだった。
小さな国、日本、そして、体の小さな日本人が
外国の選手、チームと闘う姿が子どもながらに
カッコよく感じ、誇りを感じたものだった。

札幌の冬季大会は北海道での開催という事で
田舎で聖火リレーを目の当たりにし、オリンピックを
とても身近に感じた。


2016年の夏季オリンピック、残念ながら
東京は落選してしまった。国民の盛り上がりが
欠けていたという事が大きなマイナスポイント
だったのだという。個人的にはぜひ開催して欲しかった。
色々な議論があるかも知れないが、やはりオリンピックは
スポーツにおける最も輝きを持つ舞台であるはず。
死ぬまでに一度は見てみたいと思うのだけど・・




何とか一時までに帰って来れました。
お昼もちゃんと食べました。


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