6月13日、終盤を迎えている春のマガレイとソウハチを狙って
釣りキチ3兄弟が豊浦に集結した。3人の釣りはGW以来だった。
朝6時40分出港。気温は17度、風はほとんどなく波もない。
霧が気になったが航行にはまったく問題なかった。
いつものマガレイポイントに到着。ここで15分ほど粘ったが
反応なく、早々に大岸のソウハチポイントに移動した。
この時、「ドン、ドン、ドン、ドン、ドーン」と豊浦の空に
花火が上がった。5段等雷だ。この日は小学校の運動会だった。
昔も今も変わらず、運動会の開閉会の合図はこの花火だ。
この音を聞くだけでスタートの緊張を思い出し、身が引き締ったものだ。
自分たちが小学の頃、親父がこの花火を上げていた。
火薬・危険物取り扱いの免許を持っている弟は、今でも
上げる時があるという。実は、自分も中学の頃に親父の代わりに
一度だけ上げた事がある(ないしょです)
兄弟それぞれ、大昔の運動会に思いを馳せながらの釣りとなった。
大岸ではソウハチが面白いように釣れた。
なぜか弟には型の良いソウハチばかりヒット。自分はマガレイの
仕掛けに問題ありか?
必殺カレイ仕掛け人の兄も良型を次々とゲット!この日も吊るし技が冴えた(笑)
おまけにウナギイヌそっくりのワラヅカも仕留めた。
ソウハチのポイントなのに自分にマガレイが上がった。
これはうれしい誤算だ。仕掛けを変えなかったのが幸いしたか。
味噌汁に入れると出汁が出て美味しいニジカジカ。
体表の文様が美しい。
しばらくソウハチの数釣りを堪能した後、また豊浦にもどり
マガレイを狙った。
最後に弟がチョイスしたポイントが当たり、マガレイ、スナガレイ、イシモチが
次々とヒット!この日、マガレイは12枚ほど上がった。
この日、一番の大物となったイシモチを兄が仕留めた。立派な刺身サイズだ。
12時になろうとした時、また花火が上がった。運動会の午前の部終了の合図だ。
そろそろ潮時か・・・・
「よし、あと一匹釣れたら終わろう」そう言った自分にアタリが!
そして上がって来たのは・・・
チビガヤ君だった。子供の頃、生まれて初めて釣ったのがこの魚だったので
親近感がわく。昔はがやがやとたくさん釣れたものだが、最近はずいぶんと
数が減ってしまった。
今回も天候、そして釣果に恵まれ、幸せの釣行になった。
釣りの帰り、小学校のグランドを通った時、ちょうど紅白の玉入れを
やっている最中だった。これが終わるといよいよクライマックスの
紅白リレーになるはずだ。
今は兄弟の子供達も大きくなり、運動会とは縁遠くなってしまった。
まだ想像はできないが、そのうち孫の運動会を見に行くなんて事に
なるんだろうか。
にほんブログ村