今日は朝から快晴。気持ちが良さそうなので
妻と久しぶりに空知方面をドライブする事に。
まず立ち寄ったのが新篠津。冬季間はワカサギ釣りができる
篠津湖はまだ結氷していて白鳥の姿はなかったが、
その手前にある田んぼでコハクチョウたちを見つけた。
新篠津を後にし、たっぷ大橋を渡り岩見沢、美唄方面へ
車を走らせた。この時点では、まだはっきりとした
目的地はなかったのだが・・・
美唄に到着。
市内で今年初めてふきのとうを発見!
札幌では今日、積雪がゼロになったとラジオからニュースが
流れていたが、着実に春は近づいてきていた。
美唄、美唄と言えば「美唄焼き鳥」が名物だったという事を
思い出し、看板を目当てに探してみたが見当たらない。
パンフでもないかとJR美唄駅に行ってみた。
駅で美唄の案内マップを入手。残念ながら美唄焼き鳥の
情報はなかったが、ラムサール条約登録湿地となっている
「宮島沼」の紹介が載っていた。
「宮島沼」はマガンの国内最北で最大の中継地で、春には
6万羽以上が集まるとあった。
見頃は4月中旬とあったが、まずはマップとナビを頼りに現地直行。
美唄は炭鉱と焼き鳥の街だと思っていたが、駅舎の
ガラス面にマガンのデザインが施されている。
パンフをよく見ると、市の鳥にもなっているではないかっ!
そして、JR札幌駅に作品が設置されている安田侃さんの
故郷であった事をパンフを見て改めて思い出した。
美唄・・・侮るべからず!
知事公館にある安田侃の作品
ということで、目的の焼き鳥が、生きたマガンに変わった。
同じ鳥つながりではあるけど・・・焼き鳥も食べたかった。
お昼を食べていなかったのだ・・・それでも食欲よりも
知的好奇心?を優先だ。
駅から道道月形峰延線を月形方面へ車を走らせ宮島沼に向かう途中、
早くも田んぼでマガンを発見!白鳥と仲良く落ち穂を食べている。
ぷりぷりっと、オムツをしてるようなお尻が愛らしい。
この愛らしい姿を大きく写そうと近づきすぎて数羽が飛び立ってしまった。
ごめんね。脅かすつもりはなかったんだ・・・
JR美唄駅から車で約20分、宮島沼に到着。
駐車場には超望遠の本格的なレンズを携えた人たちが数名いたが、
日没まで早いため、田んぼなどに捕食に出かけたマガン達はまだ
帰って来ていないようだった。
そりゃあ、そうだ。さっき田んぼにいたんだし。
ここには宮島沼水鳥・湿地センターという観察センターがあり
ここにやって来る水鳥、自然の紹介やガイドを行っているそうだ。
鳥の観察用の望遠鏡もあり、子供たちも楽しめそうだ。
沼はまだほとんどが氷で覆われているが、氷の開いたスペースに
数千羽のマガンがやって来ているとの事。氷が解ける4月中旬頃が
一番の見ごろになるようだ。2週間後にまた来なければ。
数万羽のマガンたちが飛び立つ奇跡の風景を見てみたい。
それにしても、車で1時間ほどの所にこんな場所があった事を
知らなかったとは・・・もったいない。
不謹慎だが、美唄焼き鳥にあり付けなかったせいもあり、
マガンがとても美味しそうに見えてしまった・・・すみません!
隈根尻、ピンネシリ、三角山の山々と雪と畑の緑のコントラストが美しい。
ふきのとうと、マガンたちとこの風景が春の息吹を感じさせてくれた。
帰りに月形まんじゅうを買うぞーっ!と勇んでいたら・・・お店が休みだった。
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