WESTERN WINDS 

我が家に生息する「いきものがたり」と自然観察、時々「釣り自慢」

タンポポとツクシと・・・よっ!青大将 

2009-04-29 | 自然
先週土曜、一時間以上をかけて行った追分で、ポイント目前でゲートが
閉まっていたという不運に泣いたが、今朝は5時半に起床、先週と同じく
釣りと山菜採りの師匠であるKさんと、近場に行者ニンニク探しの旅にでかけた。

が、しかし、ポイントも分からずに簡単に見つかるほど甘くはなく、
一時間半ほど探索の末、断念し帰宅の途に。来年はまた新しいポイントを開拓せねば。


予想外に早く帰宅したので、家の近くをカメラ片手に散策、タンポポや
つくしが顔を出し始めていた。






土手に膝をついてタンポポを撮影していた時、目の前に黒くヌメッと
光る物体が・・・何かいやな予感・・・も、もしや・・・




おわっつ! 蛇だ!!



青大将が日向ぼっこしていたのだ。1メートル2,30センチはあるだろうか。
角度を変えて撮影しようと土手の下に回ると・・・



何と、1メートル横にもう一匹いた!シマヘビのようだ。大きさは青大将と同じくらい、
微動だにせず、こちらの様子を窺っているように見える。






この辺は、前から蛇の巣穴が数多くあり、春先の天気の良い日には
日向ぼっこをしている蛇をよく見かけていたが、異なる種類の
蛇を一度に遭遇したのは初めてだった。



5分ほど観察していたのだが、2匹ともなかなか動かない。
蛇に当たらないように、小石を近くに投げると、スルスルと巣穴に戻って行った。






夕方、昨年も収穫したコゴミのポイントへ下見にドライブ。一人で山に入るのは
ちょっと怖いが、熊が出るほど深い山奥ではないので大丈夫・・・か?



山道の入り口で先週、追分で撮影したエゾエンゴサクの
小規模の群生を発見。思い返すと、この花は毎年良く見かける花だ。






エンレイソウ(ユリ科)
延齢草の意。消火器系の薬草となるそうだ。
貴婦人のように、どこか気品がある。




アズマイチゲ(キンポウゲ科)
今日出会った中で、一番印象的だった花。奥ゆかしく清楚だ。
白い花びらに見えるのはガク片で花弁はないらしい。



やはりまだ時期が早いらしく、コゴミの姿は見えなかった。
その代り、美しい春の花たちに会う事が出来たので満足。
青大将、シマヘビにも会え、春満喫の一日だった。




のどかな春の日。ロッキーは気持ち良さそうだけど
顔におできが出来て、只今治療中。


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村

「キトピロ」と「妖精たちの秘密の舞踏会」

2009-04-26 | 自然



25日、行者ニンニク(キトピロ)を採りに、K師匠と追分方面に
行って来た。K師匠は釣りだけではなく、山菜採りの師匠でもあるのだ。
前夜は会社の新人歓迎会があり、3軒をハシゴし、二日酔い気味だったが、
何とか5時半に起床、6時に自宅を出発した。


7時過ぎに追分に入り、目指す現場まであと数キロとなった山道で予想外の
展開に。開いているはずのゲートが閉まっていたのだ!
毎年同じ時期に来ているが初めての事だ。仕方なく、K師匠の勘を頼りに他の場所を探した。



さすがK師匠、すぐにポイントを発見、道路脇という事もあり、先客が
入った後のようだったが、1、2回食べる分は確保できた。




採取の途中、青い可憐な花を見つけ、コンパクトデジカメで撮影した。
家に帰って山菜の本で調べてみると「エゾエンゴサク」と書いてある。
エゾエンゴサク・・・んっ!どこかで聞き覚えが・・・



昨年10月~12月にフジテレビで放映された「風のガーデン」で
中井貴一演じる貞美が掘っていた球根が「エゾエンゴサク」だった。
緒形拳が演じていた貞三は「妖精たちの秘密の舞踏会」と
なんともメルヘンチックな花言葉を付けた。たしかドラマの最終回で
貞美が植えたエゾエンゴサクが一面に咲いたシーンが出てきたはずだ。

山菜として酢の物や胡麻和えにして食べる事が出来るそうだが
とても妖精たちを食べる事はできそうにない。




エゾエンゴサクの近くに咲いていたナニワズ(ジンチョウゲ科)
貞三はどんな花言葉を付けるだろう。


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村

My Favorite Gallerry 「望月通陽さん」

2009-04-20 | アート



望月通陽(もちづきみちあき)さんは染色、陶芸、ガラス絵、紙版画、リトグラフ、木彫、ブロンズなど
多様な技法により独自の作品世界を築いている静岡在住のアーティストです。
「宮本輝全集(全14巻)」「ミラクル」辻仁成著など装丁も数多く手がけており、'95年講談社出版文化賞
ブックデザイン賞を受賞、2001年、ボローニア国際児童図書ラガッツィ賞を受賞。他にも舞台美術、
広告、CD装丁と幅広い分野で活躍されています。

ラスコーの洞窟壁画のようにプリミティブで、詩情あふれる作品は、すべての時代、
人種を問わない共通のメッセージを持っているような気がします。


写真の作品は、14年前に望月さんが仕事で来札された際、釣り好きの自分に作っていただいたものです。
型染めの手法を用いたもので、サイズは680mm×450mm
「お金に困った時に売ってください」なんて冗談をおっしゃっていましたが
もちろん、家宝として大事にさせていただいています。




作品集「サリーガーデン」と「クリスマスの歌」



 
私設書局 THE CALYPSO PRESS 「DIE DREI GRUNEN ZWEIGE」


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

早春スケッチ「マガンと ポ○ス に出会った」

2009-04-18 | 自然
4月5日、マクンベツ湿原でミズバショウを観察した後、前週に行った宮島沼に再度向かった。

そろそろ沼の氷が融け、マガンが大集合してるかも知れない。そんな期待を胸に車を走らせていたら、
道路の脇から突然人間が飛び出してきた!すぐに事態が呑み込めなかったが、測定だ・・やられた・・
ちょうど当別市街に入った所で、40キロ制限に切り替わった地点だった。
警察官に誘導され、左折して脇道に入ると3台の車が餌食になっていた。
「測定器で速度をチェックしてください」プリントされた用紙を見ると69キロと記してあった。
29キロオーバーということだ。反則金18,000円・・・・
自分が悪いとは言え、こみ上げる腹ただしさを抑え、再び宮島沼へ・・・


4時15分、宮島沼に到着。前週はまだ氷で覆われていたが、この日は全面解氷していた。




宮島沼は、1990年代にマガンの世界的な寄留地となり2002年に
ラムサール条約登録湿地に指定されたそうだ。


つがいの白鳥だろうか。シンクロナイズドスイミングのように二羽ともぴったり同じ恰好。


5時15分、東から飛んで来た編隊。この時間から沼に戻って来るマガンが徐々に増えてきた。




いつの間にか湖面にたくさんのマガンが浮いている。


6時7分、西の空の彼方から点線のようになって飛んでくる。まるで壮大な影絵を見ているようだ。
鳴き声はすさまじく、羽音といっしょに耳をつんざく。


美しい雁行型の編隊。一、二匹で飛んで来るのもいる。




6時30分、日没となりネグラ入りもピークを過ぎたようだ。一体何羽のマガンたちが浮いているのだろうか。
何万匹ものマガンと美しい夕日のドラマに、来る途中の禍々しい事件の事もすっかり吹き飛んだ・・という訳に
行かず、思い出すたび腹が立ってくる。

秋にはまたシベリアから越冬地の宮城に向かう途中に立ち寄るという。次回は朝の飛び立ちを見てみたい。




よろしければ、クリックをおねがいします。
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


横浜から 「桜便り」

2009-04-14 | 自然



先日、ブログで紹介させていただいたイラストレーターの城谷斉彦さんから
横浜市内を流れる大岡川の写真が届きました。
屋形船・・桜・・花筏(はないかだ)。北海道では見ることのできない
何とも雅な風景です。









4月8日に発表された日本気象協会の桜開花予想によると、札幌の開花日は
4月30日、満開日は5月4日とのこと。
会社の近くにある茶道会館の桜の蕾も、ようやく膨らんできました。






ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

ヘラブナとイサム・ノグチと・・・

2009-04-11 | 釣り

テトラマウンド


今日は朝4時30分に起床、昨日の深夜からモエレ沼公園でヘラブナ釣りをしている会社の同僚、
スーさんの陣中見舞いに向かった。この時期は30センチを超える良型が釣れるという事だった。
自分の竿も用意してくれるというので、あわよくば、昨年秋から何度かチャレンジして、
未だ叶っていないヘラブナが釣れるかもしれない・・そんな期待があった。



ガラスのピラミッド「HIDAMARI」


5時にモエレ沼公園に到着。今朝は雲ひとつない快晴、ちょうど日の出の時間だったので、
少し撮影をしてからスーさんの現場に行くことにした。

モエレ沼公園は、ご存じのように彫刻家「イサム・ノグチ」の「公園をひとつの彫刻」とする構想により
造成されたもの。彼がデザインした遊具のあるエリアや、高さ50mのモエレ山や30メートルの
プレイマウンテンがある。


モエレ山とミュージックシェル



プレイマウンテンの頂上から見える札幌



今日の目的を忘れてしまうほど朝焼けが美しく一時間ほど撮影に夢中になってしまった。
さて、スーさんを探しに行かなければ。昨日もらっておいた地図によると水郷西大橋の近くで釣っているはずだ。


おっ、あれは。




スーさんだ!! ウェーダーが必要とは言ってたけど・・スゴイとこにいる。



スーさんは、このポイントの前に同じ公園内の別ポイントで1時30分から釣っていて1時間前にここに移動したそうだ。
直前に35㎝ほどの良型を上げたそうだが、そんな話をしてる時、


来たっ!!

 



竿を立て、ラインがひゅんひゅんと鳴り、
上がってきたのは30㎝の良型のヘラブナだった。




よしっ!今日こそ初ヘラブナのチャンスと、早速竿を借りたのだが・・・・
ヘラブナに素人と見透かされているのか、闘志が空回りしているのか、一時間以上粘ったのだが、
二度ほどアタリがあっただけで釣りあげる事はできなかった。
スーさんがヘラブナに憑かれている謎の解明はまたもや次回に持ち越しとなった。


さあ、帰ろうとしたその時、またスーさんが3匹目のヘラブナを釣りあげた。
ところが、そのヘラブナの顔を見て驚いた。



何と、リングの貞子顔だったのだ! こりゃあ怖い!!



今日は、イサム・ノグチとヘラブナと貞子に出会えた。スーさんに感謝です。

よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 釣りブログ 北海道釣行記へにほんブログ村




My Favorite Gallerry 「城谷斉彦さん」

2009-04-09 | アート


先日、仕事でお世話になっている横浜在住のイラストレーター城谷斉彦
(じょうやなりひこ)さんからオリジナルマグカップをいただいた。
テーブルウェアのメーカーNIKKO(ニッコー)と城谷さんのコラボレーションで
開発された商品です。昨年は同シリーズのプレートをいただきました。

城谷さんは広告、出版をはじめ、カレンダー、壁画制作、オリジナル
商品デザインなど、幅広い分野で活躍されている方です。
鮮やかな色彩と繊細な曲線で描かれている城谷さんの作品は物語性があり、
やさしく、夢があふれるファンタジーの世界へ誘ってくれます。


昨年、東京新宿タカシマヤで開催された城谷さんの個展「FLOWER HEART」
(城谷さん撮影)


函館にあるショッピングセンターのポスターのための作品

城谷さんの作品は、どこか懐かしく、子供の頃に見ていた夢のような
お伽の世界のようです。どうやってこの美しい世界観が生まれたんだろうと
興味があったのですが、一昨年、城谷さんにお会いしてその答えが
見つかったような気がしました。城谷さんは少年のように澄んだ目を
持った、春風のように爽やかな方だったのです。


7日に城谷さんから送っていただいた東京中目黒の桜の写真です。
行燈の明かりと桜が幻想的な世界を創っています。
先日の桜の開花予想によると、札幌の開花は5月2日とのこと。
まだ3週間も先です。



ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

道庁の春「アカミミが眼を覚ました」

2009-04-06 | 自然



某放送局での待ち合わせまで少々時間があったので、これはチャンスと
向かいにある道庁の池を散策。ここに来たのは、紅葉の美しかった昨年の
晩秋以来だった。





池にはマガモのカップルたちが気持ち良さそうに泳いでいるが
道庁敷地内の木々はまだ裸で、芝生の緑もまだ心もとない。

実は、ここに来たのには目的があった。

そろそろ冬眠から覚めた、ある生物を探しにきたのだ。
池の縁を目を凝らしてゆっくりスライドしていくと・・・
対岸の大きな木の切り株の前にそいつが居た!

気づかれると池に潜られてしまうので、ゆっくりと切り株の
後ろからそっと近づいた・・・・



ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)だ!体長は20センチ程だろうか。
これまで目撃した中では小さい部類に入る。ちょうど昨年の夏に家出した
我が家のミドリガメ「カメキチ」と同じくらいだろうか。
こちらの気配に気づき、この後すぐに池の中に・・・



この池に生息しているカメたちは、飼育放棄で遺棄されたのカメたちだ。
先日行った宮島沼の観察センターには、ごみステーションに捨てられていたという
ミドリガメが飼われていた。悲しい話だ。カメたちには何の罪もないだろう。

良く考えると、家出をさせてしまった自分にも罪がある。
カメキチが生き延びたとしても生態系を崩してしまうことになるからだ。

玄関先には、カメキチがいつ帰って来てもいいように、フタを開けた
プラケースを置いている。



歩道の脇には、まだこんなに雪が残っているが、道庁にも
春が確実にやって来ていた。


よろしければ、クリックをおねがいします。
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


春告げる「まことちゃん灯台」?

2009-04-05 | 自然


4月に入った。暦の上ではすっかり春ではあるが、石狩沖の
カレイは時期尚早のようだし、厚田方面の港からもいいニュースは
聞こえてこない。川もこれからの時期は雪解け水が入り釣りにならない。
ひと月後には、苫小牧沖で大型マガレイのシーズンを迎える。
今がいちばん我慢の時だ
それでも今日は、陽気に誘われて石狩方面へドライブ。十数年ぶりに
石狩灯台のある「はまなすの丘公園」に行ってみた。
ここの主役であるハマナスの時期にはまだまだ早いが、青い空に
赤白ストライプの石狩灯台が良く映えている。



灯台を眺めていたら、最近、似たような建築物を見たような・・・
そうだ、梅図かずおの「まことちゃんハウス」だ!
景観を損ねるとかで、近所のオバさんに訴訟を起こされていたっけ。
住宅地では分からないが、この自然の中で赤白ストライプは中和され、
特に違和感を覚えないが・・・自分家のすぐ真ん前に建っていたら・・・
微妙かな・・。

公園内に敷かれている木道を歩いていると、ピーチク、パーチクと
甲高い鳴き声を上げながら地面から飛び立つ鳥が・・・ひばりだ。


ちょっと見にくいが、中央にいる。



公園駐車場の車止めは鮭のデザインになっている。





公園を後にして、2週前に行ったマクンベツ湿原へ。
そろそろミズバショウが芽を出しているのでは・・・・



湿原の中に設置されている木道を進んで行くと・・・





咲き始めのミズバショウを発見!




湿原の中は、ハンノキ林が広がっている。枯れたヨシが一面に生えており、
サバンナのよう。



木道を400メートルほど進むと石狩川の河岸に出る。

石狩市観光協会のホームページのミズバショウ開花予想によると
見頃は4月12日~22日とのこと。
今日は風こそまだ冷たかったが、ヒバリの鳴き声とミズバショウが
春の到来を感じさせてくれた。

今日はここまで、と思ったのだが、先週行ってきた美唄の
宮島沼がどうしても気になり、この後直行した。
そこで目にしたものは・・・・・・近日アップします。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村



ベルツノ「コロッピ」に息子誕生!?

2009-04-02 | アート


4月1日、エイプリルフールの日。
我が家に新しい家族が加わりました。

彼は、この小さなカゴに入って
はるばる東京から旅をして来たのです。



さあ、恥ずかしがらないで出ておいで。



はじめまして、コロッピジュニアの「ちびコロ」です。



「ちびコロ」は東京のクリエーター
 yuppie(ユッピー)さんの作品です。

ひと月ほど前、ベルツノガエル関連のサイトを
探していて、偶然yuppieさんのブログを発見!
そこに掲載されていた革製ベルツノガエルの
可愛さに感嘆、我が家のベルツノガエル「コロッピ」を
モデルに創っていただけないかとお願いしたところ
快諾していただきました。

ちびコロは、手足の細部までとても精巧にできてますが
すべて革製です。プレートもオリジナル、コロッピの
本名?「コロコロ コロッピ」と英文字で入っています。
想像以上の可愛さで、家族みんな大感激です。
ちびコロは16年前、初めて会った時のコロッピに
そっくりなのでした。




カエルの質感が見事に再現されています。

 

どこから見てもかわいいでしょ。

そして、ついに



コロッピと感激のご対面!
コロッピはちょっと照れくさそう?



我が家のベルツノファミリー大集合です。
今年のエイプリルフールは新しい家族が加わった
記念日になりました。



よろしければ、プチッとお願いします。
にほんブログ村 その他ペットブログ その他ペット 多頭飼いへにほんブログ村