北海道近代美術館
先週、知事公館の庭園で雪虫が飛んでいた。
雪虫はトドノオオワタムシというアブラムシ科の昆虫だが、
夏の間にトドマツの根にいたものが晩秋にヤチダモに
いっせいに移動するという事だ。
確かに知事公館にはヤチダモの木がたくさんある。
雪虫は冬の使者というイメージがあるが、28日
には札幌に初雪が降る予報が出ている。
今日は、お昼休みを利用して知事公館、近代美術館へ
紅葉狩りに・・・
知事公館の庭園の木々はすっかり紅葉していた。
全体的に茶系が目立ち、赤系が足りない。
安田侃「意心気」バックの紅葉で作品の
表情も変わる。屋外の彫刻は周りの風景も
作品の一部だ。
新宮 晋「風の対話」
流政之「雲の砦Jr.」
伊藤隆道「回転螺旋」
本郷新「風の中の母子像」
2週間ほど前に見た中山峠の紅葉が今ひとつと
前にブログで書いたが、街中の紅葉も昨年と比べると
やはり赤が不足していて物足りない。
美しく紅葉する条件は、日中に十分な日光に当たる事、
大気が乾燥している事、そして夜間に冷え込む事だそうだが
今年はダラダラとした残暑があり、夜もそれほど
冷え込むことが無かったような気がする。
先週金曜の北海道新聞夕刊に、キノコも今年の道内は
9月の高温、少雨で不作だという記事が載っていた。
友人のK君から送られて来た見事な落葉キノコの画像。
9月の末に月浦で収穫したもの。
この時は二袋ほど穫れたそうだ。本人は食べないので、
いつもご近所にあげるとの事。うーん、羨ましい。
今年は一度も食べる事ができなかった。
あと数日で11月、これからは街路樹のイチョウが
黄色く染まる。街が白い世界になる前の紅葉をもう少し
楽しみたいものだ。