今週はそろそろ海へ、と企んでいたのだが無情にも海は大荒れとの予報、
泣く泣く釣りを断念し、川の下見を兼ねて新十津川へフキを採りに行って来た。
昨夏、北海道はセミが少なく、セミの声のない静かな夏だったが
道民の森を過ぎたあたりからエゾハルゼミの合唱が聞こえてきた。
この一帯は蕎麦畑が広がる。夏には白い花が咲く。
一時間ほどで川に到着。濁りはないものの水量が多く、釣りにはまだ少し
早いだろう。釣り人の姿も見えなかった。
笹やぶを漕ぎ、シラカバ林を抜け、毎年収穫している
フキのポイントへ・・エゾハルゼミの合唱がだんだん大きく
なってきた。
ウェーダーを履き、川の中洲のフキを収穫。状態の良さそううな
ものをナイフで根元から切り取り、中がキレイなものを選別する。
この日は気温が22度、ウェーダーのほか、防虫のためにウインド
ブレーカーも着ていたので、あっという間に汗だくになり、へとへとに。
川の流れが強いので、フキを抱えながら岸に戻るのにひと苦労をした。
中洲で育ったフキは瑞々しく状態の良いものが多い。
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ここで今年初めて見る野草、花を数種類、見つけることができた。
<オオバナノエンレイソウ>
褐紫のエンレイソウよりも花が大きく華やかだ。
<ニリンソウ>
<トキワイカリソウ>
船の錨から付いた名前らしいが、優雅で美しい花だ。
<タチカメバソウ(立亀葉草)>
カメの亀甲文様に似ている?
ナミテントウのようでもあり、フジハムシのようでもある。正体不明。
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夜はフキを茹で、シーチキンと一緒に煮つけを。もちろん
行者ニンニク醤油を隠し味に。
他に、前日茹でて灰汁抜きをしておいたワラビで3品ほど作り、
山菜三昧の晩ごはん。やはり旬のものは旨い。
○フキの煮つけ○ワラビのタタキからし醤油和え○わらびのタタキ納豆
○ワラビのタタキとカツオ節
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