Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

四ッ谷・旧御所トンネル

2013年07月19日 | 日記
昨日は、私の所属している写真サークルの例会が四ツ谷で
行われたので出かける。
15時30分からであるが少し早目に出かけて、四ツ谷の
御所トンネルの写真を撮る。
前に何回も撮っているが、今回しっかりと撮って見る。

このトンネルは、明治時代に完成して関東大震災にも耐えた
記念すべき鉄道構造物である。
御所トンネルと云われる由縁は、現在も位置的には変わらないが
「迎賓館」の下を掠めるように通っているからである。
この迎賓館は、知っている方が多いと思うが「東宮御所」であった。
時は明治時代の終わり頃、大正天皇が皇太子時代に建てられた御所で
ある。御所の下を通るトンネルだから、賢くもこの名が付いた。
因みに鉄道唱歌の中央線編で、四ツ谷の次の一節が以下のような歌詞である。
「東宮御所の壮観を 仰げばやがて信濃町 朝露清き練兵場 響く喇叭の音高し」

この東宮御所は、その後いろいろな変遷があるがそれはウィキペディアでも見て
いただければ良いことである。
完成当初は、甲武鉄道のSLが客車を引いて走っていたなどは遠い昔の話である。
現在は、中央緩行線の下り線(中野、三鷹方面)が通っている。