KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ46候

2014年09月23日 15時53分05秒 | 日本の暦

季は秋、 季節は仲秋、 24節季は秋分   暑さ寒さも彼岸まで。秋彼岸にはすっかり涼しく過ごしやすくなってきます。

46候=雷乃収声 (かみなりのこえをおさむ)    雷が鳴らなくなる時期です    

新暦9月23日~9月27日の5日間 

風物詩

「季節」 雷乃収声、春分の十二候に「雷乃発声(雷声を発す)」とあるように、そのころから雷が増え始め、夏の間鳴り響いた雷が、鳴りをひそめるころです。面白いことに「雷」は夏の季語ですが、「稲妻」は秋の季語。これは、稲妻が稲を実らせると信じられていたからです。古くは、夫のことも「つま」といいました。稲の夫だと思われていたわけです。

「花」 彼岸花(ひがんばな) : 秋の彼岸のころ咲く「彼岸花」。真っ赤な花は「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれます。こちらは、梵語をそのままうつしたもので、直訳すると「赤い花」という意味だとか。日本では、「死人花」 「幽霊花」 「捨子花」など縁起の悪い名前が多いのですが仏教では天界の花とされ、見ればおのずと悪業を離れるといわれます。

    南蛮煙管(なんばんぎせる) : 長い間「思い草」という名で親しまれてきたのがこの花です。ススキの根元で、うつむき加減に咲いている様子は、恥らいながら恋する人に寄り添っているよう。じつは寄生植物で、ススキの他にミョウガや茅などにも寄生するそうです。たしかに、形は南蛮渡来の煙管に似ていますが、ひっそりとした風情には、思い草という名の方が似合います。

    アザミ : キク科アザミ属の多年草の総称で、大きな葉に深い切れ込みやトゲがあり、花の色は赤紫色や紫色をしています。花言葉は「威厳・触れないで・独立・厳格・復讐・満足・安心」。スコットランドでは国花とされており、これは、アザミのトゲが、侵入者を防いで国を守ったというエピソードに由来しているそうです。また、アザミはギリシャ神話にの中の美しい羊飼い・ダブニスの物語にも登場しています。女神アフロディーテの怒りを買って盲目にされたことを嘆き悲しみ、河に身を投じてしまった彼の死を惜しんで大地が贈ったのがアザミであり、そのトゲは悲しみの印だとか。

「鳥」 鵙(もず) : 雀ほどの大きさですが、「小さな猛禽」と呼ばれる鵙。先がかぎ型に曲がったくちばしに、目の黒いラインが、なかなかすごみをきかせています。「百舌」とも書くのは、求愛のときに様々な鳥の声をまねて鳴くから。留鳥ですが、秋になると「キィー」と鋭い声で、縄張りを主張します。これが「百舌の高鳴き」です。

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