KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ43候 

2014年09月08日 15時24分03秒 | 日本の暦

今日は中秋の名月!   晴れた地の方、夜空を見上げて満月を愛でてください (昨夜の待宵月もとってもきれいでしたよ!)

 

季は秋、 季節は仲秋、 24節季は白露  仲秋の白露となり、大気が冷えてきて露を結ぶ頃です     

43候=草露白 (くさのつゆしろし)  草に降りた露が白く光るころ

新暦9月8日~9月12日の5日間 

風物詩

「季節」 朝の光にきらきら輝く露の美しさは、花や宝石に例えられてきました。「露華」 「露珠」 「玉露」 も本来、露を美しい玉に見立てた言葉です。「月の雫」も露の異称、夜の間に、月がこぼしていったと思ったのですね。それは涙でしょうか。それとも、月の神が持っているとされる若返りの水「変若水(おちずみ)」でしょうか。

「花」 萩(はぎ) : 秋の七草の筆頭にあげられる萩。「萩」という漢字も日本人が考え出した国字です。秋は鹿の恋の季節ですから、萩のそばでよく鳴いていたのでしょう。「鹿鳴草(しかなぐさ)」 「鹿妻草(かのつまぐさ)」 「鹿花妻(しかのはなづま)」などの異名が残っています。散る花も「こぼれ萩」といって愛でられてきました。

    露草(つゆくさ) : 昔は「月草」と呼ばれていました。花をすりつけて布に色をつけていたので、「着草(つさ)」というわけです。愛らしい青い花は、一日でしぼんでしまいますが、花びらを散らすことなく、次の花の栄養になるのだそうです。

「行事」 中秋の名月 : 旧暦八月十五日(今年は九月八日)は、月が最も美しいとされ、昔からこの日にお月見をしてきました。旧暦では七月から九月が秋。八月は中秋にあたるので、「中秋の名月」と呼ばれます。中秋の前日は「待宵(まつよい)」、翌日からは「十六夜(いざよい)」 「立待月(たちまちつき)」 「居待月(いまちづき)」 「寝待月(ねまちづき)」 「更待月(ふけまちづき)」。名月の日だけでなく、この時期はいつも月の出を心待ちにしていたことがわかります。

      重陽(ちょうよう) : 旧暦の九月九日は重陽の節句に当たり、別名「菊の節句」ともいいます。平安時代の宮中でも宴を開いて菊花酒を振舞ったという記録も残っています。江戸時代も諸大名が江戸城に登城したとき、菊花の枝を献上したり、菊花酒でお祝いをしたそうです。また庶民の世界でも、収穫祭と折表した「お九日(くんち)」が行われていました。

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