黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

さくらのつぶやき~宗家

2010年12月05日 | Weblog
こんちはニャ。ワシ、さくらニャよ。
今、例の事件の件で歌舞伎界がやけに騒がしいけど、どうも一般的には市川宗家を普通の芸能人みたく見てるみたいやニャ。イヤ、有名やから騒ぎを起こしてもエエとかどうとか、そういうコトを言ぅてるワケやないんやで、ワシは。ただ、梨園ちゅうのは特殊な世界やからニャ。
市川団十郎さんの家を「宗家」と言うコトがある。ソレはそもそも初代団十郎が隈取をした荒事に代表される江戸歌舞伎を創ったコトにあるニャよ。つまり初代団十郎がおらんかったら、歌舞伎はまったく違ったモノになってたかも知れんのよ。(ちなみに上方歌舞伎は世話物といわれる庶民のお話が中心)歌舞伎十八番ちゅうのを聞いたコトあるかニャ?コレは実は市川家が得意とするお家芸のコト。これを思うと歌舞伎=市川家と言えんコトもないワな。
明治どころか平成の今になっても家柄やら格式を重んじる梨園やから、江戸の昔にはそらぁ大事な家柄やったンやと思うで。その大事な大事なお家で起こった騒動がコレ。もうちっとしっかりしてくれ、と思う歌舞伎ファンの気持ちも少しはわかるやろか?
代理の出演になった仁左衛門さんや愛之助さんが話題になっるけど、結構すんなり代役が立てられるのも歌舞伎の特徴。普通の演劇やったら、台詞おぼえるとこからやらなアカンから、代役ちゅうたら大変を通り越した話になるけど、歌舞伎の演目は新作であるコトの方がマレな事や。そして、いつでもどんな役でもやれるようにしておくのが歌舞伎役者のタシナミっちゅうもん。主だった演目のセリフやら踊りなんかは大体皆頭に入ってるハズやからニャ。でも仁左衛門さんのあの懐の大きさと愛之助さんの「海老蔵の代理」の覚悟とかはさすがの一言。海老蔵もちょっとは大人になってや。



以降は引き続きのお願い。ワシらのお里、アニマルメリーランドを助けて欲しいニャ。




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