作者・S・S・ヴァン・ダイン
評価・☆☆☆
推理小説は結構読むほうだけれど、ヴァン・ダインは今まで「グリーン家」しか読んでいなかったので選んでみた。
名探偵というのは、お金に余裕があり頭脳は明晰なのだが、大概は理屈っぽい変わり者なんだな、と思ってしまった。現在の探偵サンはそのあたり、もうすこし世知辛くもあるだろうが、昔に活躍した探偵サンでお金にピィピィしていたのは、金田一耕助くらいじゃないだろうか。
話が横にそれたが、僧正殺人事件である。僧正というからには、外国に僧侶は少なくとも、それにあたる神父か牧師でも殺されるのかと思ったら、これはマザーグース物であった。マザーグースといわれても、日本では「ロンドン橋落ちた」くらいしか知られていないのであまりピンとは来ないけれど、海外の人は色々とピンと来たり、事件との落差にぞっとしたりして、もっと面白いのだろうな、と思った。
アリャリャの結末に、ちょっと驚き。
本宅はこちらになります。掲示板もこちらにあります。→黒猫亭日乗
評価・☆☆☆
推理小説は結構読むほうだけれど、ヴァン・ダインは今まで「グリーン家」しか読んでいなかったので選んでみた。
名探偵というのは、お金に余裕があり頭脳は明晰なのだが、大概は理屈っぽい変わり者なんだな、と思ってしまった。現在の探偵サンはそのあたり、もうすこし世知辛くもあるだろうが、昔に活躍した探偵サンでお金にピィピィしていたのは、金田一耕助くらいじゃないだろうか。
話が横にそれたが、僧正殺人事件である。僧正というからには、外国に僧侶は少なくとも、それにあたる神父か牧師でも殺されるのかと思ったら、これはマザーグース物であった。マザーグースといわれても、日本では「ロンドン橋落ちた」くらいしか知られていないのであまりピンとは来ないけれど、海外の人は色々とピンと来たり、事件との落差にぞっとしたりして、もっと面白いのだろうな、と思った。
アリャリャの結末に、ちょっと驚き。
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