黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

さくらのつぶやき~冗談か?

2009年02月03日 | Weblog
こんちはニャ。ワシ、さくらニャよ。
コレはかあちゃんがまだ学生時代の頃のお話やて。そやからざっと30年は前のこっちゃ。
今はどないかしらんけんど、昔は一学期の初めとかに一人一枚づつ、雑巾をもってくるのが決まりやったみたいや。もちろんコレは机ふいたり、大掃除の時には窓のからぶきとかに使われるンや。ごっつう汚ぁなったヤツが床拭いたりするのに回される。当時は今みたいにホームセンターで既に縫ってある雑巾、なんて売ってなかったンやて。ちゅうか、ホームセンターちゅう場所自体がなかったらしいニャ。ま、とにかくそんなワケで、雑巾は家で使い古しのタオルを各自縫うしかなかったらしい。用意のエエ家では、春休みとかの間に作って準備してたりした。
で、ある年の担任がやっぱり学期初めに雑巾の提出を求めたらしいンやけんど、このときは罰則がついとった。「忘れたらもう一枚追加」なんてのとちゃうで。
「雑巾を持って来るのを忘れたらキスしてもらう」
・・・もちろんジョークやとは思うけど、かあちゃんらはその日家に帰るとすぐにカバンに雑巾を入れたのはゆうまでもないこっちゃ。・・・なんでかゆうたらあましその先生は好かれてなかったから。性格は別に普通の範疇なんやろけんど、なんせミテクレがニャぁ・・・。
かあちゃんの学校は中、高、短大まである女子校(今は大学が出来てソレは共学らしいけんど)。オモロイもんで、ソコの女子校の先生は見事にカッコええ男性教師がおらなんだらしい。なんでもカッコよすぎると生徒が騒いで仕方ないから、ちゅう話や。そんなワケで選りまくってえらんだ並み以下のミテクレの教師が勢ぞろいした。
で、罰則のお話に戻るけど、そやからそんな相手にうら若き女性は絶対触れたくはないから、翌日には見事に全員分の雑巾が集まった由。ま、今やったら騒動が起こりかねんトコやけど。


本宅はこっちニャよ。気がむいたら寄ったってニャ。→黒猫亭日乗

最新の画像もっと見る