ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

恋人は恋人のまま「適齢期ですね」と言われることにも慣れて

2022年06月15日 11時23分39秒 | owarai

 

こんなに好きなのに、 
どうして好きなだけでは 
いられないのでしょう。 

恋しさは寂しさによく似て 
いて、 
逢いたい想いも淋しさに 
似ていて、 
あなたひとりを見つめていた 
くて、 

愛する人をひとりじめにしたく 
なって。 
やがて淋しさからやきもちが 
生まれて。 

そんな恋の渦巻きに巻きこまれ 
そうなとき、 

やきもちなんて知らないよ、 
と、見上げた空の青さがなんだ 
か悲しい。 


「セカンド・ラヴ」Ⅱ

2022年06月15日 11時21分28秒 | owarai

 

なぜだか、だんだん彼のことが、 
気になるようになった。 

友達の店主が言った言葉が気に 
なっている。 
「家も近所で、独身らしいわよ、あな 
たたち、なかなかお似合いじゃない、 
おつきあいしてみたら」。 
長い間、忘れていたような気分が、 
私にわき上がってきた。 

はっきりときめくのがわかった。彼が 
喫茶店に来る時間が近くなると、落ち 
着かなくなる。迷いながら、結局は 
店を抜け出していく。 

いつものように喫茶店へ入ろうと、 
階段の上り口まで来た時、その日は 

彼は早く帰るらしく、すれ違う感じ 
でお互いに立ち止まった。その時、 
彼は実に気軽に、男友達にでも言う 
ように、 

「あのー、コーヒーもいいけど、 
今度お酒でも飲みに行かない?お酒 
飲めるでしょ」 
と、誘ってきた。 

「はあ・・・・」 
突然の展開だけれど、彼らしい誘い 
方に、なんだか楽しくなって、私は 
軽いステップで階段を上った。 

     ◇ 

人見知りに羽根が 
はえたように君は 
不真面目な笑いを 
幾度も笑った 

愛するということを 
問いつめた心の 
奥底にはまだ 
消えない面影 

目を離すことが 
できない 

通りすぎようとしている時の 
君にさえ僕は 
耳を澄ましている