ビスクドール・雛人形店・五月人形 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

明治28年創業で,ブリュ・ジュモー64体他お節句雛人形をフランスへ輸出123年、軽井沢方面がお店の場所。

「おおつごもり」ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月31日 06時09分56秒 | owarai
【コラム:】
「おおつごもり」
部屋の清掃を終わらせて
おせち料理をお重に詰めて

お風呂に入って お蕎麦を
食べて 大忙しで ノルマ
のリストを消してゆく

最後のひとつは あなへの
メール

「ブログを見ていただき
今年もいろいろありがとう
ございました」

今日と明日の 境界線で
<おおつごもり>
『一年の最後の日のあわた
だしさ』
十二月三十一日、大晦日の
ことです。

「つごもり」とは「月籠」が
なまったもので、陰暦では月
が隠れる毎月の最後の日のこ
と。

一年の最後の日は特別に「大」
がついて、「おおつごもり」と
いいます。

大晦日は家じゅうがなんとな
くあわただしく、子供のころ
は明日のお正月を楽しみにし
ながら、親の手伝いをすすん
で引き受けたりしたものでした。

でも、このあわただしさ、忙
しさにはどこかしら明るさが
あります。

そう、それは新しい年を迎え
るための忙しさだから。希望
に満ちた新年のために、家じ
ゅうをきれいにし、御節料理

を作り、身の回りりをすがす
がしくするための忙しさだか
らです。

そんな大晦日の晩のあわただ
しさを「足を空にまどふ」と
表現したのは、兼好法師の
『徒然草』。何となくわかる
表現ですね。

大晦日は、深夜営業
23:30から02:00
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』


『どんな答えも「正解」となる世界』ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長

2015年12月31日 06時02分48秒 | owarai
【コラム:】
版画家であり、作家でもあった
池田満寿夫は生前さんはこう
語っています。

「クイズや学校の試験には
正解が必ずある。また、

自動車のように乗り心地や故
障頻度、スピードといった良
否を決める基準をきちんと
持っている世界がある。

芸術の世界というのは答えが
ない。

良い悪いを、厳密に言うと誰も
決められない。恋愛がいい例で、
人間関係でも同じである。

人間の感情的な問題や物事の判
断について、下手に正解を求め
るよりも、曖昧にしておいたほ
うがうまくいく場合も沢山ある。

人生に必要なのは、正解を尊重
する態度と、曖昧さに対応でき
るできる能力を持つことだ。

日頃から自分の考え方や意見を
しっかりと養っておくことが
大事なのだ」

評論家の大宅映子さんも、
「日本人に創造性がないと言わ
れるのは、一風変わった人間を
認めようとしないからです。

一人ひとりが個を持つこと、
他人の違いを認めること、
そして、自分の責任は自分で
取ること」と言っています。

本当に自由な社会、特徴を
大切にする社会とは、いろ
いろな見方や考え方、

過ごし方など自分らしさを
大切にする社会です。
それには、なんでも決めつ
けてしまわないことです。
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』


『これからは「引き算」の思考』/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月30日 05時59分13秒 | owarai
【コラム:】
これまでの私たちの生き方」や
商品づくりは、あれもこれもと
つけ足す足し算思考でした。

今私たちは、作り手。売り手の
論理から脱皮して、本当に使い
勝手の良いモノを、適当な価格
で購入し、長く使うという生活
をし始めています。

それにつれて余計なものを削ぎ
落とす引き算思考が目立ってき
ました。

クライスラー社が以前排気量
二〇〇〇ccで一〇〇百万円と
いう超安値で車を出しましたが、
この車にはクーラーなどはつい
ていません。

欲しい人は、後で自分の好みで
オプションをつければいいとい
うコンセプトでつくられている
からです。

そうすることによって、低価格
を可能にしただけでなく、ユー
ザーが物づくりに参加できる
余地が生まれたのです。

発売当初のウオークマンも、再
生のみで、まさに引き算思考の
商品の典型だった。

千利休の茶室は、たった二畳で
すが、不必要なものをすべて削ぎ
落とした結果、宇宙的な広がりを
演出します。

シンプルだからこそ、そこに無限
の可能性が生まれるのではないで
でしょうか?

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』



“風花 かざはな”ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月29日 07時25分06秒 | owarai
【コラム:】
「いずくとも無く風花の生まれ
きて」(高浜虚子)とあるように、
空は晴れ、日が差しているのに、
ひらひらと舞い降りてくる雪の
こと。

頭上に雪雲があるわけではなく、
遠くの山岳地帯に降った雪が風
に乗って飛んできたり、

積雪が風に舞い上げられ、運ば
れてきたりしたものです。

風花は着地した瞬間に溶けてし
まい、そのはかなさゆえにいっ
そう心惹かれるのでしょう。

日の光りに輝きながら舞う
「風花」という言葉の響きの
美しさと相俟って、雪の形容の
中でも最も風情を漂わせます。

【今週は変則な開店になります】
10:00までにお電話を頂け
れば指定時間でお開けします。

店前の携帯電話番号にご連絡を
いただければ15分で店を対応
できます。
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』



“ねじれたハートで”ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月28日 05時02分19秒 | owarai
【コラム:】
テレビでは、女性に人気がある
という女優が出るドラマをやっ
ていた。

コミカルな都会劇で、テンポが
早く、キュートな顔立のその女
優は、ファッションモデルのよ
うに着るものを取っかえ引っか
え、いろいろなシーンに現われ
る。

カタカナ職業で、モダンなマン
ション、インテリア、若い子が
憧れそうな場面ばかりが出てき
て、そのなかで恋は、かけひき
あり、嫉妬あり、不倫ありと
忙しい。

なんのためにもなりそうもない
ドラマで、半分シラけて、こん
なこと本当にあるわけないと、
腹を立てながら見ている。

ところが、嘘っぱちとわかって
いても、少しシリアスな恋の場
面やセリフに、ふと自分の恋を
重ねているのに気づき、

あわてて情けないと、舌打ちを
してしまう。

だぶん、ヒロインの恋人役の俳
優が、少しあなたに似ているか
らだ。

普通っぽくて、やさしい感じの男
なのだが、少し煮えきらない。
そんなところも似ていた。

今頃、あなた、どうして過ごして
いるのだろうと、やはり気になる
のがくやしい。

一週間前、つまらぬことでいさか
いを起こした。
本当にささいなことだった。

その日以来、連絡がない。

・・・まあ、ちょっとした恋の
小休止ってのもいんじゃないの
・・・

マニキュアを落とすと、情けな
いくらい、黄ばんで疲れた爪が
あらわになる。女は、化粧をい
ったんし始めると素顔との落差
から、せずにいられなくなる。

そうたいしたことでも、たいし
た顔でもないのに、素顔でいる
勇気がなくなり、化粧という一
種、麻薬に似た毒を塗り続ける。

やはり基本的には、恋していて
も他人は他人という現実があり、
どこかで化粧をしたり素を出し
たりと、その配分がむずかしい。

静かな夜だった。いつもふたり
で窓からながめる夜景も、心な
しかきらめきが少ないような
感じがする。

・・・なにが小休止?単なる
強がりではないか・・・

という気分にもなってきた。
強気になったり、弱気になった
りと揺れている。

携帯電話が鳴った。
飛び起きるようにして、電話に
出る。

「俺だけど・・・」
その声で、一気にねじれた心が
ピンと張りつめて、いきいきと
動き出す現金な私がいて、

・・・やはりあなたが好きなの、
必要なの・・・
と、まるでテレビドラマのヒロ
インのようなセリフを、心の中
でつぶやいていた。

・・・◇・・・◇・・・・
かけひきなど意識せず、自然体で
恋はしたい

と思うものの 素のままで 心を
ぶつけ合うと

よじれた部分も 生まれてくる

時には 化粧も必要だろうか

巣のままで 疲れない恋になる
には

ある熟練と よじれる心を 積み
重ね

解き放つまでの 長い長い 時間
を経ていくのだろう

小休止といっても 余裕のある心
でなければ

迷うだけの うつろな時間になって
しまう

それでも 積み重ねたら いつか
実になる日が

来るのだろうと・・・・

そう思って ひとりの夜をいやおう
なく過ごすのもいい
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』



「雪明かり」 ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月26日 04時51分07秒 | owarai
【コラム:】

冬はもっぱらコタツに避難

そんなきみが 雪の日だけは

外へ出かける



不可解を追いかけて ぼくは

気付いた



一面の真白な世界は ローデン

ブルクの街並



さえない街の風貌も くだらない

雑音も覆い隠して



すべてを一から始めることが

できるんだ



『寒い冬にもらった光りの

贈り物』

いつにない寒さで夜中に目を

覚ますと、いつもよりずっと

物静か。



ふだんならときどき気になる

車の音も、今夜ばかりは聞こ

えてこない。



あたり一帯がしーんとした夜。

そして、その静けさをもたら

したものは、降り積もる雪で

した。



そんな雪が降った夜に目を覚

ますと、カーテン越しに外の

明るさに気がつきます。



冬の遅い夜明けまでまだ間は

あるのに、なぜか窓の外は



うっすらと明るい。そう、そ

の明るさをもたらすのも、

真っ白い雪なのです。



夜半の雪が放つほんのりとし

た明るさ。



それが「雪明かり」です。

月の光り星の光り、そんなわず

かな光り積もった雪に反射して

うっすらと窓の外を照らします。



雪の降る寒い寒い夜中、偶然に

も目覚めた人だけが楽しむこと

ができる、かずかな光りの景色

ですよね。


野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
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『創業120年』

「月冴える」ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月26日 04時37分47秒 | owarai
【コラム:】
「月冴える」
「どこまでも冴えわたる 
藍色の空を

細く鋭い月が貫く クレ
ゼント・ナイト

夜空に住まう黒豹の その
爪痕に

陸の獣が遠吠えで 称賛を
贈り続ける」

『透きとおる寒さの中の
美しさ』
冬の冷え冷えとして澄み
切った様子を表すのに、

「冴える」ほどに適切な
言葉はないでしょう。

この言葉からは、水晶のよう
に透きとおって硬質な寒さが
想像されます。

純粋で美しく容赦ない寒さで
す。

そんな寒さの中で光りを
放つ月・・・・。

「月冴える」という言葉には、
これ以上ないくらい冴え冴え
とした感じがよく出ていると
思いませんか。

冬の夜空の月はくっきりと
見えて、それは美しいもの
です。

ただ、寒くてあまり長く見て
いるわけにはいかないのが
残念ですね。
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
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『創業120年』


『浮寝鳥』/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月25日 05時00分00秒 | owarai
【コラム:】
「金色の夕日が落ちる湖で
まどろみかけた水鳥が ふ
と首を上げ一声鳴いた

しんと静まる湖面の水は
何も答えてくれないけれど

大丈夫 世界はまだそこに
ある

薄墨に広がる夜が何もかもを
隠しても

きみを包んで そこにあるか
ら」

『あてどもなくさまよう想い』
冬の湖などで、雁や鴨が水面に
浮かんだまま眠っている姿を
ご覧になったことはありません
か。

水上で長い首を翼の間に入れて
丸くなる水鳥たち。ずいぶんと
器用な格好で眠るものです。

水鳥のこうした習性を「浮寝鳥」
と呼ぶのですが、彼らが水上で
「浮き寝」をする様子は、

のんびりしているようでいて、
不安定なものにも見えてしまい
ます。

だから、昔の人々は、心配事を
抱えて安らかに眠れない夜の
自分自身を、しばしば「浮寝
鳥」にたとえたものでした。

和泉式部が「水のうへにうきね
をしてぞ思ひやる」と歌ったの
も、恋ゆえの心配からまんじり
ともできずにいた夜のことです。

また、光源氏と一夜限りの関係
を持ってしまった人妻の空蝉は、
その逢瀬を「浮き寝」にたとえ
ています。

平安時代の人々にとっても、
不倫の恋は不安定なものであっ
たのでしょう。

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
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『創業120年』

『埋火 うずみび』ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月25日 04時51分40秒 | owarai
【コラム:】
火鉢の中で真っ赤になった
炭に灰をかけておくこと。

ガスや電気がなかった時代に
は、調理や暖房などはすべて
火をおこすところから始めな
ければならず、

時間も手間もかかりました。
そんな時、埋火は掘り起こす
だけですぐ火種として使えま
す。

お蚕さんを飼う農家は、カイ
コの葉をとった後クワの木で
ご飯を炊き、その灰をコタツ
の中に入れ暖を取りました。

「うずみ火や終(しまい)には
煮る鍋のもの」(与謝蕪村)の
句にもあるように、埋火はとろ
火程度の熱量があり、

じっくり煮込む鍋物の鍋をかけ
ておくのに最適でした。

そんな鍋の蓋をこっそり開けて
つまみ食い・・・・。

昔の暮らしには、そんな楽しみ
もあったのです。
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
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『創業120年』


『人の上に立つ人に五つの「アカン」』ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月24日 04時33分48秒 | owarai
【コラム:】
江戸時代の船頭、高田屋喜兵衛は、
船を探る極意を、「無用の我を捨て、
己が船になれ、風になれ、潮になれ」
と言っている。

これは、人と人との世界にも通じる
ことです。

また、秀吉の戦国時代から「幹部は、
山であるな、谷であれ」という。

私たちは、ともすれば自分を優位に
考え、一方的に話すだけで相手の声
に耳を傾けなくなりがちです。

しかし、自分を谷にして、虚心に
相手の声を聴くと、文殊の、もしく
はそれ以上の知恵が流れ込んでき
ます。

それは、相手を立て、相手よりも
自分を低いところにおいて、はじ
めてできることです。

近鉄の元鈴木監督がある講演会で、
次の五つの「アカン」を肝に銘じ
て頑張りますと言っておられまし
たが、どんな立場の人にも通用
することである。

1、人の話は聞かなアカン
2、判断は的確にせなアカン
3、心理学者にならアカン
4、根気よく指導せなアカン
5、よく気がつかなアカン

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
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『創業120年』

デイ・ブレイク ~Postludium~ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月24日 04時15分35秒 | owarai
【コラム:】
昨日、ご来店のお客さま
ありがとうございました。

遊びに来られる方の
滞在時間、最低2時間
長い方だと6時間、

ドール、他、音楽、
トレンド情報、本が楽しめる
場所として
提供できればと思います。

【コラム】
昨日、ご来店のお客さま
ありがとうございました。

遊びに来られる方の
滞在時間、最低2時間
長い方だと6時間、

ドール、他、音楽、
トレンド情報、本が楽しめる
場所として
提供できればと思います。

【コラム】
デイ・ブレイク ~Postludium~
街はクリスマス一色だった。

駅前や、ケーキ屋の店先には
赤い包装紙に金色のリボンを
かけたクリスマス・ケーキの
箱が並び、この日だけ売れる
シャンパンも置いてある。

レストランでは、ウエイター
が忙しくグラスを運んでいた。

どこを見ても楽しげで、冬でも、
この日だけはあたたかい空気に
包まれる。

が、やはり舗道は、木枯らしが
吹き、時々、強く私のマフラー
をちぎれそうにさせる。

ひとりで歩く街は、やはり寒さ
がしみた。

朝、彼を送り出す時の、背中を
見るのがつらかった。

彼に妻子がいようがいまいが、
それはどうでもよかった。
ただ、いつも判然としない想い
に襲われる。

これが最後ではないかと、思っ
たりする。彼の白いYシャツ
が、背を向けて遠ざかる時、
一瞬、彼の存在自体が消える
ような気がした。
彼と過ごす一晩は、いっときの
旅行のような気がした。

夜明けに、ふと目覚めて彼の
寝顔を薄明りのなかに見ると、
ただただいとしかった。

てのひらを引き寄せ、胸の
上に抱きしめると、ちょっと
眉をしかめて、いやいやをす
るように首を振った。

不器用に抱きしめる彼の細い
体を、いとおしく思い、その
瞬間だけ恋する私も、不器用
なのだと思う。

―-※―-

夜明けは やわらかに 残酷

小さな時の積み重ねも
消えていきそうな朝がある

愛して刹那 一晩が終わる刹那
そして一日が始まる刹那

悲しみも凝縮して そして拡散
する

幸福感は 不幸と不幸の
はざまに 一瞬よぎり

瞬間 しっかり握らないと
てのひらから逃げていく

そこはかと ままならない
想い かかえても

愛が そのはざまから 見え
たなら それでいい

クールなのかウエットなのか
わからないままで

夢と区別のつかない恋もある
のだと

短くも はかなくも 美しく
蝶の ひとひらの 羽のように

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』

「玲瓏 れいろう」/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月23日 05時14分01秒 | owarai
【コラム:】
「どんな喧噪のなかにあっても
眉ひとつ ひそめることなく

嘲笑(わらい)の色にも 
悪意の色にも染まらずに

あなたは あなたのままで
いた

あなたといると ぼくは時々
音を聴くんだ

かずかな風を知らせるときの
風鈴みたいな

リン、という小さな音を」

『何にも侵されない美しさ』
「玲瓏」という言葉には二つの
意味があります。
一つは、玉のように麗しく光り
輝く様子。

もう一つは、玉と玉が触れ合っ
て鳴る美しい音のことをさし
ます。

たとえば「八面玲瓏」という言葉
があります。つまり、全てが清く
澄み切った様子、転じて人の心の
曇りがなく、

わだかまりがなく、人と正しくつき
あう様子を表しています。

玉階に白露生じ 夜久しくして
羅別を侵す

却きて水晶の簾(すだれ)を下す
も 玲瓏として秋月を望む

中国の詩人・李白の作ったこの
詩は、皇帝の恋人である宮女が
皇帝の心離れを憂い、

夜、一人で月を見上げながら思い
にふけるという情景が描かれてい
ます。

恋の切なさが、玲瓏たる月の輝き
のもと、澄んだ美しさを帯びて
迫ります。

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ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
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『創業120年』


―デイ・ブレイクー /ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月23日 05時00分17秒 | owarai
【コラム:】
彼の指は男にしては細く長い。
それすら、いとしかった。

・・・どうして、このひとは、
こんなにせつないのだろう。

私は? 彼にとって私は?
はぐれている同類?

せめて「愛している」のひとこ
とが欲しい、たとえ刹那でも・・
・・・

彼に、奥さんという人がいるら
しいことは、うすうすわかって
いた。でも、私たちの関係には、

それは、なぜか遥か彼方のよう
な気がした。
もしかしたら、小さな小さな駅
のある町に、すべてを置いてき
ているのかもしれないと思った。

夢をみる。深い夜に、レールの
向こうでたくさんの蛍が光る。

そのうちそれが、紫の羽を持っ
た無数の蝶に変り、なぜか白い
シーツをバックに舞っている。

それを小さな少年が、瞳をこら
して見ている。

横に、なぜかお下げ髪の少女に
なっている私がいて、怖くて
そばにへ行けない。「帰って
きて、帰ってきて」と叫ぶだ
けだ。

目覚めると、寝返りをうった
彼の寝息がかずかに聞こえる。
その体を、私はしがみつくよ
うに抱きしめた。

私たちの営みは肌合いも淡く、
少年のように起伏の少ない彼
の体は、時におそろしく不器
用に思えた。

それでも、私は彼に寄り添う
だけでせつなく、熱いものが
こみ上げた。

その一瞬だけでいいと、いつも
思った。その刹那だけが真実で、
あとはなにもいらない。

―-※―-

夜明けは やわらかに 残酷

小さな時の積み重ねも
消えていきそうな朝がある

愛して刹那 一晩が終わる刹那
そして一日が始まる刹那

悲しみも凝縮して そして拡散
する

幸福感は 不幸と不幸の
はざまに 一瞬よぎり

瞬間 しっかり握らないと
てのひらから逃げていく

そこはかと ままならない
想い かかえても

愛が そのはざまから 見え
たなら それでいい

クールなのかウエットなのか
わからないままで

夢と区別のつかない恋もある
のだと

短くも はかなくも 美しく
蝶の ひとひらの 羽のように

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【替り目】/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月22日 09時26分35秒 | owarai
【コラム:】
落語家のなりそこないの私は
今でも落語があきらめきれず、
夢で高座に上がっている。

亡き、志ん生さんは無類の納
豆好き。昔、納豆売りに失敗
したとき、やんなるほど
食べただろうに。

志ん生さんが演る『替り目』
の噺ん中にも、出てくるんで
す、納豆が。

『替り目』というのは、―――
飲んだくれた亭主がいつもの
ように酔っ払って帰ってきて、
まだお酒を飲むと駄々をこね
る。

だけど、肴がないってんで、おか
みさんにおでんを買いにいかせる
です。その後、今までさんざん威
張ってた亭主が、独り言で

「ウチの女房ほどいい女はいな
い。苦労させてすまねぇと思って
るんだ」って、日頃言えない本音
を吐くんです。

ところが、おかみさんはまだ出掛け
てなくて、後に立っていた―――
って、いうような人情噺で、志ん生
さんの十八番(おはこ)の一つ。

倒れた後に初めて上がった高座でも
演った。

この『替り目』ん中に、夫婦の
こんなやりとりがあるんです。

「今朝、食べた納豆の残りが十三
ばかりあったろう、あれ、出して
くれ」

「ああ、それ食べちゃった」
「おなえは何でも食べちゃうな」
これなんかも、志ん生師匠が納豆
好きから出てきた台詞だと思うん
です。

ここのお嬢さんがエライ、弟が生まれて
忙しくなったからと麻布の貯金局を
辞めてしまった。

弟の志ん朝さんを、このお姉さんの
美津子さんが面倒を見た。

だが、志ん朝師匠に、大人になって
からも感謝されたことはなかったと
いう。

志ん生師匠とお母さまのりんさんが
亡くなった後、お姉さんの美津子さ
んが一人っきりになったときから、

志ん朝師匠は、黙って仕送りを美津子
さんにしていた。お正月にはお年玉
をあげたり。

志ん朝師匠が家を建て替えたとき、
わざわざ美津子さんの部屋を造って
いた。それが志ん朝さんの
「姉ちゃん、ありがとね」って、
言葉の代わりだったんですね。

お後がよろしいようで・・・。

※五代目、三遊亭圓楽が
倒れて後、復帰演目は「芝浜」。
近代落語の傑作。
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』




「年惜しむ」/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年12月22日 05時35分16秒 | owarai
【コラム:】
「行き合った人 行き過ぎた人
喧嘩した人 握手した人

今年もまた たくさんの贈り
物を授かった

出会ったすべての人たちに
ありがとう」

『今年もあとわずかな日々』
十二月も残すところわずかと
なると、その一年が終わって
しまうことが急におしくなり
ます。

今年もいろいろあったなあと
と、行く年を振り返り、しん
みりとした気持ちになってし
まいます。

この気持、何かに似ていませ
んか。古い服を捨てるときの
気持に似ているかもしれませ
ん。

もう絶対に着ないことが
わかっているのに、いざ捨てる
となると何だか名残惜しくなっ
てしまう。

フランスの高校生は、母親や
お婆様から例えば、ツイードの
コートを譲り受け可愛いボタン
につけ変え着ます。

渋谷や吉祥寺にボタン専門店が
あるのはそのせいです。

欧米人は、下着にお金を出し
洋服は、着心地を含め慎重に
選びます。

話しはそれましたが、
きっぱりと古い服を捨てられ
ないように、行く年を潔く振
り捨てていくのは、

いろんな意味でなかなかむず
かしいことのようです。

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』