7/20(Fri)
お天気は下り坂。
朝、6日間滞在したツェルマットを離れ、次なる滞在地Wengenへ.電車でスムーズに移動し、12時に到着。
以前、数時間だけグリンデルワルトに行ったことがあります。そのときの強烈な印象「日本人ばっかり!」が頭から離れず、宿泊先の候補としてグリンデルワルトは真っ先に避けたかったというのがヴェンゲンを選んだ理由。
到着早々、びっくりしたこと。
ユングフラウヨッホがあるこの地域、世界的に有名だからツアー客でごった返すだろうというのは想定内でした。
グリンデルワルトとヴェンゲンの分かれ道であるラウターブルンネンの駅に到着したときのこと。
予想通り、ツアー団体がたっくさん。
日本のツアーはグリンデルワルト方面の電車に乗っています。
「そうじゃろう。そうじゃろう。やはり日本人ツアーはグリンデルワルトなのね。」
そして、ヴェンゲン方面行きの電車に目を移しました。
そこにいたのは...
インド人ばっかり!!!!
別の車両は韓国人ばっかり!!!!
あんなにたくさんのインド人団体を見たのは初めてで、ちょっとびっくりしちゃいました。
グリンデルワルトは日本、ヴェンゲンはその他のアジア各国、というツアー会社の取り決めでもあるのではないかというくらい、あっぱれな棲み分けでした。
団体にまぎれて移動するのは嫌だな~と思っていたのですが、そこは世界の有名観光地なだけあって、団体専用車両と個人旅行客はきっぱり別の列車にわかれていました。
この日はヴェンゲン周辺も天気がいまいち。曇り時々雨。山は全然見えません。
なので、ラウターブルンネンの谷にあるトゥリュンメルバッハ滝を見に行くことにしました。この滝はスイスに住んでいたKapi友人のオススメスポットでもあります。
まずはWengen駅でJungfrau Centenary Pass(三日間)を購入し、登山電車でラウターブルンネンへ。そこからは歩いて40分くらい。(駅からバスもありますよ)

途中で、買っておいたサンドイッチを食べて休憩しつつ、テクテク歩きます。
パラグライダーが空から着地するのを目撃するという珍しい光景にも出会えました。
そして、滝到着。エレベータにのって上にあがり、さらに階段をのぼって一番上まで。


この滝は氷河が溶けた水によって浸食されてできたとのこと。
ものすごい水量です。写真ではお伝えできないのが残念なくらいド迫力!
しかし、こんな狭くて隠れたような岩壁に観光用の通路をつくるとは、さすが観光大国スイス。
ところどころ洞窟の様になっている薄暗い中で、どうやったら流れる水の写真を上手く撮れるのか。「習うより慣れろ」ですね。

滝の水しぶきでびしょびしょになりそうなカメラを庇いながら、練習あるのみ。

小雨がパラつく日に訪れたい、おすすめ観光スポットです。
雨がぱらついているうえに肌寒くて外にでるのが億劫だったため、この日の夕食は宿泊したホテル併設のレストランで済ませることに。チェックイン時のフロントのおばちゃんのぶっきらぼうな対応をさっぱり忘れることができるくらい、意外にもおいしいごはんにありつけました。結局、ヴェンゲン滞在中は毎晩このレストランで夕食をとりました。
ここのホテル、部屋のつくりがちょっと変なのです。シャワーとトイレが一応部屋についているのですが、まるで押し入れのような狭い空間なのです。はじめて部屋に入った時に、物置のように見える小さな空間にドアノブがついていて、開けるとバスルームになっていて驚きました。他にもあちこちに手作り感あふれるリフォーム跡があり、「このホテルは部屋の内装よりも食事に手間をかけていることは間違いない」と確信した次第であります。内装が少し貧相でも宿泊する分には特に問題はなかったし、ごはんが美味しい方が我々にとっては重要なので、宿の印象は悪くなかったですよ。
明日は天気が少しでもいいといいなぁ。。。