暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

魅了

2023年05月16日 | 古民家
 魅力ある町に人が集まり・・・魅力的な人が暮らす町に、人は寄り添う・・・。
ひと時の魅力に魅了されても・・・いつまでも寄り添う事は出来なくて・・・
魅力的な人に魅了されてしまうと・・・思い出したように会いたくなり・・・
暖かな日々が続くように・・・いつまでも寄り添いたくなってしまう・・・。

豪快な人も・・・情けない人も・・・迷惑な人も・・・
雑多な町に多様性は生まれ・・・規律や規則を作りたい人と・・・
自由に文化を生み出す人とは口喧嘩をしても・・・
不自由な自由とは違う・・・おおらかな自由を手にした困った人が暮らす町に・・・
豊かさは生まれる・・・。

余裕なくて・・・生きるたくましさを手にしないと、明日の無い暮らしは・・・
魅力ある工夫や楽しさの中で廻り・・・
あきれるくらいの自由に助けられて、寄り添えるのかも・・・。
優等生ばかりでも無い・・・キャラクターが勝手気ままに動き出す・・・
マンガやアニメの魅力的な世界が・・・
自由な文化を造り・・・魅力的な人と地域を育てて行くのかも知れない。
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とわ

2023年05月15日 | 古民家
 丑三つ時に・・・特別な意味合いがあるのは遠い昔し・・・
目の前が見えないほどの暗闇を知らない時代に・・・朝も夜も境の意味は無く・・・
星の瞬きも・・・月の不思議も・・・太陽の行方にも顔を向けず・・・
ただ、目の前に向き合う暮らしを歩いて・・・
眠らない町が時間を虜にして・・・有り余る一日で、手にしたモノのカタチを考えてみると・・・
ゆとりがくれた、頭でっかちな知識で溢れている・・・。

限りある時間が育ててくれる大切な暮らしに・・・誰もが嘆き、悲しむけれど・・・
永遠に続く道の先に残される虚しさを・・・どこかで気付き気付かされ・・・
繋いで伝える意味の重さを・・・何てことない暮らしの中で拾い上げると・・・
一人では歩けない道のりに・・・たくさんの手が差し出されている・・・。

結いの教えが暮らしを支え・・・誰もが持っている手の平には・・・
誰とでも繋がり続く先があり・・・
出来ない何かを誰かが支え・・・出来る誰かが出来ない何かをすくい上げて・・・
共同や共生がお互い様なのは・・・自然の中の術が、考え悩んで残る一番の繋がり・・・。
一人が永遠よりも・・・みんなで選んだ永遠だから。

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見守る

2023年05月14日 | 古民家
 何となく後から追えば・・・出会える日々も、交わす言葉数も・・・
両の手に・・・持てるだけしか残って無くて・・・
まだ沢山あるのか・・・もう、それだけしか残っていないのか・・・
判断も・・・決断も出来ないまま・・・ただ、タクタクと歩いている・・・。

気付けば子供が離れて行くみたいに・・・いつまでも見守ってはくれない町の様子も・・・
たまに帰れば色めきだって・・・ちょくちょく見れば通り過ぎて・・・
でも、何から始めれば良いのか考える内に・・・追い越される時間の流れに・・・
いくつもの足跡を追っている・・・。

古民家の暮らしを今に生かす・・・そんなことを考えている内に・・・
10年は瞬き・・・20年は振り返り・・・
30年は見過ごしてしまうのかも・・・。
流行や時代で見直され・・・何度も入れ替わる暮らしの中に・・・
畳や障子・・・和の室来は取り戻されても・・・造る技術が追い付かず・・・
手に出来る価格も、大抵叶わなくなり・・・価値と感覚のせめぎ合いはどこまで降りて来るのだろうか・・・。
100年住み継がれる造りは・・・大切に手を入れる暮らしから渡され・・・
世代を越えて地域で見守り・・・住まいと暮らしになると・・・
集まる人の顔も・・・見守る笑顔で溢れている。
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辿る

2023年05月13日 | 古民家
 再現出来ない言葉や技術・・・残るモノより失われるモノの方が多いとは・・・
誰かが何処かで気付くのか・・・新しいを知れば知るほど、失われた時代の跡を追い・・・
調べようのない集合写真の誰それが・・・モノクロの中、笑顔に無表情と目を合わせ・・・
記憶を辿れない世代に残されるのは・・・古い歴史の跡・・・。

100年も過ぎれば町は生まれ変わり・・・1000年も駆ければ、町は消えて・・・
10000年も超えて、すべては見知らぬ姿へ・・・。
ほんの瞬きの間に・・・数えきれない暮らしが生まれて・・・
並べようも無い文化がすれ違うけれど・・・
知る由も無い先の先に・・・残る記憶はどれほどあるのだろうか・・・。

残された地域の町の中に・・・忘れたような暮らしが残り・・・
居残りの面々が・・・地域を守るように笑っている・・・。
いくつになっても子供のように・・・苦労話も笑い話も重なり続いて・・・
懐かしく並ぶ顔が・・・少し見えなくなっても・・・
何度も繰り返す昔ばなしが、いつも途切れないように・・・
辿れない時間はどこまでも残り・・・記憶はどこに辿り着くのだろう。



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通り過ぎる

2023年05月12日 | 古民家
 雨音も寂しく・・・不規則な音は軽やかに走り、取り残された後始末はそこそこに・・・
居心地悪そうな姿が並んでいる・・・。
想い出の中に残る姿はそのままでも・・・置かれた今を受け入れてしまうと悲しくて・・・
大切にされていた暮らしの姿は・・・何度となく繰り返す流行りの中で迷走してしまう・・・。

懐かしさのカタチを見かけると・・・幼い自分を見返して・・・
この先も残り続ける暮らしを組み立てて見る・・・。
教える事が出来なくても・・・伝える出来事で生れなくても・・・
どこかの誰かの他愛ない好奇心が・・・戻され、探し出されて・・・
はれ物みたいに、飾られるアイテムになったとしても・・・
必ず必要ともされず・・・通り過ぎて気付かれた、忘れ物になるのかも知れない・・・。

人の温もりを失った住まいに・・・パチリと灯しが浮かべば・・・
薄暗い外灯にも勢いが生まれ・・・並ぶ板塀にも艶が出て来るようで・・・。
人が暮らしに関わる住まいの力には・・・いろいろな表情が見えて来る・・・。
石ころ一つで遊べる子供のように・・・
町や人が育て・・・他愛ない一つが並んで過ごし・・・
代わる代わる通り過ぎる人の暮らしは残されるのかも。

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