暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

うたかた

2023年05月21日 | 古民家
 ゆめゆめ思わなかった昨日の事も・・・
遠い昔に出会えた出来事も・・・お手本にして暮らしを整えても・・・
片隅の暮らしや・・・裏側の暮らしと目の前の人達が、方々で勝手気ままなら・・・
どこにいても深い関りの中で過ごし・・・追い立てられるような日々になる・・・。

木育が唄われても・・・贅沢と言われ、手間暇が必要と思われて・・・
浪費する住まい造りに、住み継がれる想いは薄く感じられ・・・
使い捨てに裕福を手に入れ・・・入れ替わり立ち代わりの住み手に魅力は持てないみたい・・・。
垂れ流して来た暮らしの一部を両手ですくい上げるには・・・働き者の手のひらが必要になる・・・。

開拓時代にも・・・幕末の時代にも・・・
新しい技術や文化は香り・・・旅が続くように永遠でいても・・・
いつかは途切れ・・・離れる暮らしと重なり合って、うたかたの世は過ぎて行く・・・。
強い世代がくれたモノは・・・歩き続け、振り返らない眼差しで・・・
弱くなる世代が残せるモノは・・・振り返り、学ぶ事なのかも知れない。

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頷く

2023年05月20日 | 古民家
 風を抱えて走れるほど・・・軽く重い風の中で森は歌い・・・
遠くに飛べ無いと枷を持ちながら・・・明日に繋がる今を繰り返す・・・。
手を取り合い離れて・・・目を塞いで頭を下ろしてみても・・・
遠い空の下でうなずき合い・・・いくつもの暮らしは泣いている・・・。

古い命をもて遊ぶように・・・住処を遠くに追いやると・・・
賑わいの場所は静かに消えて・・・冷めた暮らしに、人の温もりは追いつかず・・・
入れ替わる自然の強さに負けないように・・・新しい暮らしが始まっても・・・
自分をいじめるように・・・時は流れて行く・・・。

対等に暮らしを重ねると・・・無理のない住まいは手に入り・・・
人の力で叶う願いも・・・自然と同じ場所を繋いで行ける・・・。
古民家の願いは、遠く叶わない先に見えなくなってしまっても・・・
必要とされる想いは時折芽生え・・・
大きくうなずき分かち合えば・・・隣同士で生きる術も見えて来るのかも知れない。



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無頓着

2023年05月19日 | 古民家
 旅する暮らしに疲れて、一つ所に居を構える・・・。
狩猟か農耕なのかで別れる時代に触れて・・・たどり着いた場所を故郷と呼んでみる・・・。
場所や物に無頓着でいられるには・・・この時と関りに寄り添わず・・・
愛でるように居場所を造るのは・・・生まれ過ごす関りを想うから・・・。

高温多湿の住まい造りに・・・サワサワ乾いた暮らし方があって・・・
ちょっとそこまで出かける軽さもあれば・・・身動き出来ない荷物を抱えた重たい暮らしもある・・・。
引越しを繰り返す人があれば・・・故郷を離れない愛着ある住まい方があるのは・・・
遠い昔から受け継いで来た・・・記憶を便りにしているのかも・・・。

外から来るものを拒むように・・・大きく間口を広げて受け入れるように・・・
居場所で繰り返す・・・歴史や文化の積み重ねが、住まいや町を組み立てて・・・
魅力的な町も・・・迷いそうな町も、寒くて暑い街にもなって行くのにも・・・
無関心で過ごす動植物たちは・・・素知らぬ顔で・・・
どうしようもなく続く、災害や・・・争いの繰り返しと・・・
人のワガママな無頓着は、迷い続いているのかも知れない。

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広がり

2023年05月18日 | 古民家
 途切れ途切れに季節は近づき・・・わがままな物言いに、答える自然はいつもフラフラと・・・
どこからとも無く表れて・・・何処へとも言わず過ぎて行く・・・。
見通す道の先に陽炎を造り・・・蹴り飛ばすように歩いて見ると・・・
ずいぶん先に、海の幻を見つけて・・・どこか映画の一幕を感じれば・・・
酷暑も粋に思え・・・振り返らない幼稚な暮らしに、夏を想う・・・。

休みが休みらしく・・・想い出や記憶を造る時間の中は、誰もが窮屈で・・・
あれよあれよと集まり急いで・・・忙しそうに遊んでいる・・・。
モノ造りに手を取り合い・・・みんなで一生懸命に働いて・・・
遊びと同じほど、目まぐるしかったけれど・・・
バカな大人の迷惑な仕事と遊びの境界線は、キリリと線が引かれ・・・
どこまでもいい加減な姿は見せなくて・・・良い子な暮らしに着地点はあるのかも・・・。

農家の大きな住まいには・・・3世代の暮らしが集まり・・・
事あれば・・・それぞれの家族が待ち合わせ・・・
2間続きの和室に大合唱が始まる・・・。
繋がり増える家族の顔を見ると・・・良くも悪くも世界は広がって・・・
出会える不思議は無限に広がり・・・好奇心で海を渡る原始のように・・・
無邪気に出会える一幕を・・・待ち望む暮らしを想う。
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吹き出し

2023年05月17日 | 古民家
 さりげなく出会い言葉を交わす・・・不意に出会って、他愛なく語り・・・
何となく目が合い、いつもの話題で盛り上がり・・・
いつもと同じ場所で待ち合わせ、変わり無い言葉と歩いている・・・。

井戸端会議だけでは無い・・・いくつもの話し声が、近くに遠くに飛んでいる・・・。
言葉の続かない出会いもあれば・・・次の日へ続く会話もあって・・・
変わり映えもしない暮らしにも・・・毎日交わす変化は季節の彩で・・・
尽きない笑いや愚痴の矛先は・・・どこから始まりどこにたどり着くのか、永遠に・・・
老若男女、暮らしが変化しても・・・地域が元気な証になる・・・。

古い町並みに・・・今も暮らしが残る街道も、道や板塀・・・庭の造りには・・・
住まいのすばらしさに適う仕草を造り・・・チグハグともならないバランスと、町のあちこちで出くわす・・・。
飾り付けた暮らしにならない・・・住み手の好き勝手が時代と絡み合いながら・・・
歴史や文化と繋がって・・・交わす言葉と関わり合いの中から、町の景色は美しく広がって行く・・・。
自慢出来る暮らしは数あれど・・・住みたくなる町には、たくさんの吹き出しが浮いているんだと思う。

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