暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

恐怖

2022年11月03日 | 古民家
 いつもの帰りのいつもの道でつまづいて・・・知ったかぶりの帰り道で見知らぬ声をかぶせられて・・・
お天道様の口が塞がれてしまう頃・・・陽気に躍り出て来そうな気配をそこかしこに感じて・・・。

お空のてっぺんは明るく広がっていても・・・ひっそり影は隠れていて・・・
些細な場所も隅によれば留まってしまい・・・行先の見えない場所に繋がって行く・・・。
得体の知らない自然や不確かさは・・・闇や恐れと敬遠されて、時には無かったモノとして扱われてしまう・・・。
妖怪や幽霊を想像して創り上げて・・・恐れをいなしてみても、ぬぐい切れない恐怖は、暮らしを煙に巻いてしまうのかも・・・。

古民家の、その奥の暗い場所に、ススワタリが住み着いて悪戯しているように・・・
夜中のトイレに・・・夕暮れの影には、人の想いが生んだ世界が生まれて・・・
座敷童の世界も・・・子供の数だけ想像が弾ける・・・。
野蛮な文化に育ってしまう風習もあれば・・・笑い楽しむ風習もあるのは・・・
あやふやな暮らしに理由が必要だったと思い詰めて・・・語り繋ぐ子供への物語であればよかったモノが・・・
いつしか奇祭が、狂気にも変わる危うさを運んでしまったのかも・・・。
たまに出会う僅かな出来事を・・・モノノケの悪戯と笑い飛ばすくらいの暮らし向きが・・・
なんだか穏やかで・・・嬉しいんだと思う。
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