暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

一歩

2018年08月06日 | 古民家

 経験に勝るものは無いと言います・・・。

本は、多くの方が体験してきた事や、研究の成果・・・

想像して造り上げた世界観を書き留めたもので・・・

それを参考にしたり・・・知識として吸収して、自分のこれからの進路を決める糧とします・・・。

師弟関係と言われる仕組みや、親方・弟子など・・・

技術を伝えるには、教科書があってそれを読んだだけでは身に付きません・・・。

同じ事を繰り返し・・・体が自然と動くように・・・いつでも同じ精度の物を造れる様に・・・

資格試験が、合格してからが始まりと言われるように・・・

経験して積み重ねる事が重要です・・・。

大工さんが使う「鉋」はとても奥が深く・・・木の表面を、ただ削るだけではありませんし・・・

玄翁で、刃の位置を調整するだけでもありません・・・

木の種類・堅さ・・・順目・逆目などで、刃の研ぎを調整したり・・・

刃の角度を変えたり・・・台となる下端面の調整など・・・・・

言葉にしても大変そうですが・・・実際やってみるともっと大変です・・・。

毎日、何年も何年も繰り返し訓練する事で自然と出来きてきますが・・・

砥石との相性や、こんな事も出来ないだろうか・・・?

修行に終わりが無いと言われる訳が良く解ります・・・。これが出来たら終わり!は無いのです・・・。

いつかやるから・・・・今年こそやるから・・・言ってやらないのは・・・

やらない・・・やれないと言うよりも、もっと良くないと思います・・・。

知識を総動員して、やれない事への言い訳をする姿を見ると、とても寂しくなってしまいます・・・。

自信は、積み重ねからくる揺らぎの無い力です・・・。

でも、自身の大きさに際限はありません・・・ほんの少しの一歩・・・踏み出してみませんか?

 

 

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