暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

愛おしい

2021年04月21日 | 古民家
 カッコン・カッコンと、時を刻む古い音・・・
毎日ネジを巻かないと動かない厄介な時計も・・・
懐にもぐり込まれると・・・しょうがないなとニヤケ顔で・・・
オッチラと踏み台に、足元もおぼつきながら・・・ガリガリと小気味よい音が聞こえて来る・・・。

電池に自動巻き・・・三種の神器の腕時計も・・・
昔は毎朝シリシリとネジを巻いていたけれど・・・そのアナログさが生きているようで愛おしかったような気がします・・・。
忙しさに負けて・・・味気な便利を手に入れると、出来の悪い子ほどかわいいもので・・・
たまには、顔を見たくなる・・・。

薄暗い部屋にさす薄日がありがたく感じられるように・・・
部屋いっぱいに広がる日差しや・・・通り抜ける風の大切さは・・・
何物にも代えがたい、贅沢な暮らしだと・・・
解ってはいるけれど・・・簡単に手に入れられない暮しになってしまいました・・・。
毎日同じように繰り返される他愛もない面倒な出来事が・・・
ずっと続けられる時間が・・・とても大切なんだろうと思います。
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