暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ヒーロー

2021年11月13日 | 古民家
 悪をこらしめるヒーローは・・・時代の中に見え隠れしながら、子供のあこがれを背負っていたのに・・・
白いマントに、赤いマフラーも・・・今見れば少しカッコ悪い姿も・・・
夢見る子供が少なくなるのと同じくらい・・・リアルすぎる社会の中に消えて行きました・・・。

昭和の雑多な街の中には・・・大雑把な大人がいて、お構いなしに子供を叱り・・・可愛がり・・・
小さな公園の、小さな商店街の変わり種になって・・・
良くも悪くも・・・お手本になる輪がありました・・・。
そんな人達を受け入れていた町や、そこで暮らす大人達がいて・・・
調和の取れているような・・・そうでないような、曖昧なバランスの暮らしがありました・・・。

なんにでもなれる時代・・・努力でどんな夢も叶うと言っても・・・
生まれた環境で・・・先の見えない霧の中に、ドプリと足を絡ませる泥道を歩かないといけない時間もあって・・・
頑張れと言う言葉が・・・頭痛のように爆ぜる人も増えている・・・。
役割をもって・・・地域に貢献するのを自然に出来る流れは・・・
繋がれてきた教えの中にいくつもちりばめられて・・・次の世代に残すのは当然だと思っていても・・・
古い習慣だと消えてしまうのは・・・子供のあこがれや、ヒーローを奪っていくのと同じで・・・
大人が夢を見て暮らしていないからなのかも知れない・・・。
大人が夢見るヒーローは・・・いつ戻って来るのだろう。




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