暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

たまり水

2022年06月06日 | 古民家
 しっとりと・・・水たまりは広がって、長靴がどんなに一生懸命頑張っても・・・
バッチャリと勢いが良すぎる子供の毎日に・・・元気と汚れの力にはかなわない・・・。
雑草と石が転がって・・・カエルにアメンボまで生き踊る命の水たまり・・・
幼くても・・・お調子者でも、誰もが知っている・・・
どろんこ水の、遊び場は・・・大人には解らない魅力が残っている・・・。

雑草は厄介で・・・ねちょりと、水たまりも厄介で・・・
アスファルトやコンクリートで固めてしまう,、味けない道には・・・
遊びの見えない水たまりがあって・・・命も湧いてこない綺麗な水たまりは流れている・・・。
水をガブリと飲み干すように・・・じっとりと染みる良い土は・・・
水はけの良い場所もあれば・・・いつまでも残る場所もある・・・
生き物はそんな場所を、必死に探して見つけ出し・・・次の命を残してゆく・・・。

いつかは消えてしまう小さな命の場所は・・・固められた場所で駆け足の時間しか無くて・・・
ゆっくりと進む時間が失われてしまえば、大切な命は育たない・・・。
古民家の住いに流れる時間はゆっくりで・・・急ぐ事の難しさを知っていて・・・
物事をゆっくりと・・・進ませようとしているように見えてくる・・・。
地面に水がゆっくりと染み入るように・・・住まい方も、暮らし方も・・・
眺めて行けたらと思います。
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