暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

噛む

2022年09月30日 | 古民家
 時を噛み・・・あえぐ様子で進もうと、あがいてももがいても・・・
大したことでは無く針は進んで・・・たまにカリカリとネジを巻きながら・・・
過ごして進んだ歩みの速さにつまずき・・・
解りづらい変化に戸惑いを感じていても・・・素知らぬ振りを抱えたまま、また時を食んで行く・・・。

季節のご馳走が並んで・・・頂く事のありがたさに鈍感になり・・・
何を食べているのかさえ答えられない食卓が並んでいる・・・。
魚の名前も・・・野菜の姿もおぼろげで、育てる喜びも・・・刈る楽しみも・・・
作る満足も持てないまま・・・成長してしまう・・・。

水や空気に味覚を感じられる素の感覚は・・・
自然の豊かさに守られて・・・人では造り出せない自然からの贈り物・・・。
壊すのは一瞬で・・・戻すには一度の人生では足りないほどで・・・
海や川や森の・・・静かで語らない恥ずかしがり屋と時を過ごすには・・・
与えられていると思う時間をどれだけ持てるのか・・・
壊している自覚を・・・どこで気付くのか・・・。
自然を噛んで進むには・・・思いやりが必要なんだと思います。
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