暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

そら

2017年12月21日 | 古民家

 寝転んで空を見たのはいつだろう・・・寝転んで天井を見上げた事はあっただろうか・・・?

キャンプに出かける訳でもないので、夜空を寝転んで見た事はあっただろうか・・・?

いつも見る風景・・・目線を変えて見てみると、見えてなかったものが見えるかも・・・・・・

和室の天井の仕上げはたくさんの種類があります・・。

代表的な「敷目板張り天井」・「竿縁天井」・「格天井」(ごうてんじょう)・・・・

格式の高い低いで、その仕上げ材や造りが違って、その材の太さでさらに格を主張しているようです。

杉やサワラの正目の薄い板を斜めや横に編んだ「網代張り天井」は数奇屋や茶室に良く使われています・・・。

今では工場生産の物がほとんどですが、社寺建築では大工さんが材料のきざみから・・

板の編みこみまで・・・自ら造っている方もいらっしゃいます。

各国の伝統的な行事や祭事にも独特の作法があると思いますが、日本ほど所作・振る舞いに沢山の流派があったり

南北に長い日本・・同じ行事でも、内容に地域差があるもの珍しいと思います・・・。

ヨーロッパの椅子の文化がそうだったようですが・・・貴族が座るようなごつい椅子から

時代と共に一般にも使いやすい椅子に変わって行った様に、天井の仕上げも庶民向けに少しづつ簡単な造りになってきました。

作動の世界で、茶室の造りが一番解りやすいと思いますが・・・好きにやるから・・・数奇屋・・・(どこまで本当なのか・・・)

何時の時代も、遊び心のある人や一風変わった人・変人と言われる人が社会を変えて行くのでしょうか・・・?

型にはまらない柔軟な頭と、すばやい行動力・・・時代に関係なく大切だと思います。

 

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