かなう

　人が想うたいていの夢は実現できるだろうと・・・噂話を聞いてみた・・・。

いつまでたっても足踏みをしてみたり・・・布団の中で目がキシキシと開いていたり・・・

王子様やお姫様が目の前に現れて・・・遠い宙から迎えに来て・・・暮らしが様変わりする訳も無く・・・

想っているだけでは実現もせず・・・夢見るだけでは、夢の世界は現れないと気付いてしまう・・・。

モノ造りが伝統に変わるには・・・気を失いそうになるほど時間を削り、命を預けなければ届かないはずなのに・・・

２・３歩歩いてその気になって・・・独り歩きしそうになってしゃがんでしまう・・・。

普通に使っているのに調子が悪いと、不思議に思う不思議があって・・・

困って笑って勉強して・・・嫌な事も良い事も、混ざり合って途中でメンテナンスしながら育って行くのに・・・

普通のままで、何もしないで変わらないほうがおかしなもので・・・

その変化に手当が出来きる造りでなければいけないような気がする・・・。

住いも・・・地域も・・・人との関わりも、黙って待ちぼうけより・・・

知らない所から関り・・・話をして、余計な所も気になれば・・・

何故が生まれて、良くも悪くも思うだけで、止まっていた時間が動き始めると・・・

想いと夢が、色を奏でて向かって進むような気がします。