暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

境界線

2021年05月29日 | 古民家
 神様の領域があって・・・人が気安くのぞき込んではいけない場所がある・・・。
怖いモノ見たさで子供心・・・大人でも誘惑に負けるのに・・・
子供が我慢できる訳も無く・・・ついつい指の間から覗き込むように入ってしまう・・・。
運よく帰れる時と・・・もう二度と友達にも合えない時もあるようで・・・
それは流行りの遊びであっても・・・普段遊ばない林の中にも潜んでいる・・・。

説明の出来ない出来事は畏怖され・・・恐れとして、怪談や迷信として伝わって来たけれど・・・
こうも科学で説明したがりな人が増えて・・・どうしても知りたがりで調べる時間も技術も仕上がって来ると・・・
世の中つまらないモノになってしまう気がする・・・。

古民家に宿る座敷童のお話は有名で・・・福の神や貧乏神のお話も知られていますが・・・
物語が生まれる暮らしは・・・歴史を繋いだ住まいだからこそ育てられ・・・
自然との間にもいろんな気付きが生まれる・・・。
夏の窓・・・部屋の明かりに誘われ来た虫を、狙って両の手を広げた、無防備に張り付くヤモリの姿も・・・
キシキシと鳴く・・・住まいの住まいの息遣いも聞こえる佇まいも・・・
人の世界とは違った境界線との対話で・・・
おじいさんやおばあさんが奏でて来た昔話が・・・不思議の世界とこの世を少しだけ繋ぐ、おまじないだったのだろうと思います

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