暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

息遣い

2022年07月11日 | 古民家
 甘味に苦味・・・辛味に渋味・・・初めての味覚におっかなびっくりはずいぶんご無沙汰で・・・
幼子の・・・百面相には、なんだかウキウキしてしまう・・・。
期待外れも少ない代わりに・・・期待を裏切る大当たりにもお目にかかれない・・・
それでも田舎や地方に向かうと・・・妙に気になる地元の味覚がウロウロと見つかり・・・
素朴に過ごす、食文化の時間が動き出したような気がします・・・。

古い街道が残る場所は当時を感じて・・・住み継ぎ守る大切さは感じても・・・
田舎の片隅の・・・観光地にもならない地元の町に残る、暮らしの香りにはかなわなくて・・・
今でもゆったりと流れる毎日は・・・力なく過ごす営みがなんだか落ち着いているから・・・。

古民家を残すのは・・・伝統の技術を次の世代に受け継ぐ事で・・・
歴史を守り繋げて行く意味はあるけれど・・・
そこには守るべき暮らしの息遣いは・・・フワフワと風に流れてしまい・・・
住処を失ってしまうのは・・・人の浮き沈みの、気ままな時間がただ通り過ぎて行ってしまうだけなのかも知れません・・・。
里山が丁寧に過ごせているのは・・・他愛ない繰り返しが、毎日の暮らしを支えていて・・・
2世代・・・3世代でみんなの顔が揃うだけで、残そうとしなくても自然に繋がる、おいしい暮らしがあるような気がします。



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