暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

変わらない

2018年05月16日 | 古民家

 流行は繰り返すと言います・・・

ファッションが解りやすい例ですが・・・ベルボトム・・ラッパズボン・・・ブーツカット・・・

言い方やスタイル・・・着こなしは変わって来ています・・・同じように見えて・・・

流行を過ぎるととたんに色あせて・・言い方としては「ダサイ」感じになっていて・・・

あらためてむかしの写真を見ると、現代風にアレンジされているな~と思います・・・

 

以前お話した「和箒」・・・各地で特色のある形や・編み方・色使い・・・素材もぜんぜん違っています・・・

基本の形は変えていません・・・でも持ち手の素材を変えたり、全体をコンパクトにしたり・・・

付属の小物を新しく造ったり・・・

 

江戸時代とは生活様式が違います・・・長持・つづら・提灯・下駄・火鉢・・・・

現代の生活で無くて不便を感じるものではありません・・・

必要なければ売れず・・・造られる場も失われて行きます・・・観光用のお土産や・・・

民芸品のたぐいで資料館で展示される運命になってしまいます・・・

古民家も・・・寒い・暑い・汚い・不便・・・危ない・・・そんな評価だった物が・・・

循環型・・・環境にやさしい・・・日本のふるさと・・・・などともてはやされ・・・

地域再生の起爆剤などと言われています。

実際に住んでいた事のある年配の方々は、そんな大変な暮らしは勘弁してほしい・・・

そう思う人も多いと思います、でもそんな生活にあこがれる若者もいます・・・

繰り返される流行のように、長く使われ続けられて・・・

時代が移り変わっても、繰り返し使われる理由はあります・・・

それは・・・細かな理屈ではなく・・・心地よいと、無理なく、こころが感じているからだと想います。

 

 

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