暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

あかり

2017年11月24日 | 古民家

 ろうそくの火を生活に使っていた時代・・・

明治の時代に入り電気が日本各地に広がっていき・・・その明るさに

当時のひと達はおどろいたと思いますが・・・

その便利さに喜んだのだと思います。

古民家には囲炉裏やろうそくの灯が似合うと思っていましたが・・

それは茅葺屋根のような住まいであって

瓦葺で居間や座敷のある少し時代が進んだ古民家では、白熱球の灯しが良く似合います。(個人的な感想です)

さらに言うならば、同じ明るさでも当時の照明器具を通した明かりがなんともいえない灯しとなって

その部屋を独特の雰囲気にしてくれます。

古い照明器具を見ていると・・・その下でどれだけの部屋を・どれだけの家族の人達を照らして来たのだろうと・・・

古い家にも歴史があって、使われてきた生活道具にも想い出があって・・・

それ以前には、造る方たちの想いもあって・・・

誰が使っていたか解らないものを使う抵抗感はあると思います。

知り合いだからと、余計にそう思う事もあるかもしれません・・・でも・・・?

古い照明器具のガラスは同じものを造る人も設備もありません・・・その装飾も

今では造る人も技術もありません・・・大切に想われているからこそ、今ここに残っていると考えれば

それを引き継げる環境であればそうすべきなのだと思います。

10数年~今でもひっそり和室を灯してくれている、なんてことの無い照明器具ですが・・・

こころ穏やかにしてくれる大切な明かりだと思います。

 

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