見上げる夜空の綺麗な季節が、夏よりも冬だと思うのは・・・
メラメラと空気が暴れる、夏の太陽の強さが夜に流れて・・・星の顔をゆがめてしまうから・・・
天の川を心の底から素晴らしいと思えるくらい、満天の夜空を見る機会に巡り合えず・・・
休む事の無い街の喧騒に・・・夏の夜空も逃げ出してしまったのかも知れない・・・。
散歩もままならない、闇夜の町を見つけるには・・・そこそこの田舎に向かわなければいけない訳で・・・
懐中電灯の用意が無いと・・・帳が下りて、ご近所に向かうにも四苦八苦する暮らしを厄介だと思うのか・・・
そんな場所だから・・・都会では考えられない星降る町で暮らせる幸せを感じるのか・・・
天狗や妖怪の話題が、本気で話される時代からしてみると・・・
宙を見あげての夢物語は・・・おとぎ話のやさしい語り口調で・・・
月の石に・・・火星移住計画なんて話題にもならず・・・
なんだかほのぼのと・・・緩んだ瞳が浮かんできます・・・。
貴重な夏の夜空の美しさを・・・やさしく見上げる夜長をすごしてみたいと思います。