小学生の頃、藁を編んで草履を作った事があります・・・
布を裂いて作る、布草履が流行った時は、少し手伝った事もあります・・・
紐になるような植物は藁だけではなくて、ガンビ・シナノキ・ミツマタ・・・などもあって・・
煮詰めて紙の原料になるものもありますが・・・ツルの類で・・・
アケビや葛・かずら・・・今では編む人も少なくなって・・・
使い込まれて良い色に焼けた籠は、とても魅力的です・・・。
竹はすごく便利で優等生の植物で・・・器や籠・串や箸などの道具にもなります・・・
「編」は生活道具もそうですが・・・竹小舞の壁や、和室の天井仕上げ材・・・竹垣・・・
投網も編んだもので・・・魚を取る道具でも笹を編んだ仕掛けなどもあります・・・
古くから人は、自然の素材を加工して、生活に無くてはならない便利な道具を作って来ました・・・
その中でも、編む事で用途が広がる使い方をうまく利用して・・・編み方の工夫もたくさんしてきて・・・
実用以外にも、意匠的に編み方をわざわざ複雑に凝ってみたり・・・
畳のゴザもある意味、編み物です・・・それが進化して今の畳の形になりましたが・・
丸めて持ち運べる手軽なゴザも・・・今はあまり見かけなくなりました。
手造りの良さは造る過程を楽しむ、心の余裕や満足・・・
造る喜びがもてるかどうかだと想います。