暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

編む

2018年05月14日 | 古民家

 小学生の頃、藁を編んで草履を作った事があります・・・

布を裂いて作る、布草履が流行った時は、少し手伝った事もあります・・・

紐になるような植物は藁だけではなくて、ガンビ・シナノキ・ミツマタ・・・などもあって・・

煮詰めて紙の原料になるものもありますが・・・ツルの類で・・・

アケビや葛・かずら・・・今では編む人も少なくなって・・・

使い込まれて良い色に焼けた籠は、とても魅力的です・・・。

竹はすごく便利で優等生の植物で・・・器や籠・串や箸などの道具にもなります・・・

「編」は生活道具もそうですが・・・竹小舞の壁や、和室の天井仕上げ材・・・竹垣・・・

投網も編んだもので・・・魚を取る道具でも笹を編んだ仕掛けなどもあります・・・

古くから人は、自然の素材を加工して、生活に無くてはならない便利な道具を作って来ました・・・

その中でも、編む事で用途が広がる使い方をうまく利用して・・・編み方の工夫もたくさんしてきて・・・

実用以外にも、意匠的に編み方をわざわざ複雑に凝ってみたり・・・

畳のゴザもある意味、編み物です・・・それが進化して今の畳の形になりましたが・・

丸めて持ち運べる手軽なゴザも・・・今はあまり見かけなくなりました。

手造りの良さは造る過程を楽しむ、心の余裕や満足・・・

造る喜びがもてるかどうかだと想います。

 

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