子供の頃の遊びは、自然に転がってる(表現はちょっと違うかもしれませんが)物を使って
いろんな加工や・細工をして遊んでいました。
木の棒で弓矢を作ったり、葉っぱや枝で砂場に掘った穴に蓋をして落とし穴を作ったり・・・
学校では竹馬・竹とんぼも工作の時間に作ったりしました。
柿を枝から取るのに、枝の先を二股に割って短い棒で開いた状態にして
柿の根元に押し当てると棒が外れて根元を挟んだままで少しねじるとうまく柿が取れる・・・
そんな事を子供ながらに工夫して悪巧みをしていました。
種類や環境によるそうですが、竹は1日に1mも成長する事があるそうです・・・
それだけ生命力が強く、時には嫌がられる時もありますが・・・永続的に生産する事が出来る素材です。
ただし・・加工しづらく、加工の手間がかかります・・・
住まいの床材として何層にも重ねて接着した合板竹フローリングもありましたがあまり人気は無いようです。
(材料は安くてもその加工までの手間で割高になってしまうのでしょう、冷たい感じもするのかな?)
竹籠、門松、竹笛・・・使われ方はさまざま・・・竹の種類によっても孟宗・真竹・破竹・・・・
抗菌・消臭効果も高いそうで、竹皮でおむすびを包んだり、お寿司のお皿にしたり・・・
竹が主食のパンダの〇ンチはくさくないそうです・・・
古民家の土壁には竹小舞で使われて来ましたが、今ではごく一部の方々がこだわりを持って使っているくらいで・・
普通の暮らしでは土壁の良さを知る機会は無くなって来ています、その良さも今時の建築基準に合わないと
否定されている状態です。
いずれゴミにしかならない工業製品・・・いろんな用途に使えて、自然に帰って、循環する事が出来る素材と
どちらを大切にしなければならないかは、考えるまでも無いと思います。
土や木や石も循環する素材です、表向きは自然素材と言いながら多くの物質が混ぜてある物も多いようです。
食品でも同じように言えますので、どこまでこだわるか、どこかで線を引くしかないとは思いますが・・・
人が生活する住まい造りも、人が口にする食材作りも、素性の解る、それを使う理由が納得出来る考え方を示してくれる方と
一緒に携わっていけたらと思います。